こんにちは。今年度副将を務めさせて頂いている、3年DF 神崎翔大です。
はじめに、日頃からご支援を頂いているOB・OGの方々、チームに関わってくださるコーチの平松さん、清水さん、杉本さんに心より感謝申し上げます。杉本さんには、ディフェンスについてだけではなく、組織づくりの上でもさまざまななことを学ばせていただきました。コーチの方々には、これからもよろしくお願いいたします。そして、OBの方々と現役をつなげてくださる潮さん、いつもありがとうございます。OBの方と潮さんには画期的な会計システムを開発して頂いています。本当にありがとうございます。
リーグ戦に向けたことを書く前に、私が昨シーズン終了後から、初戦の学習院戦まで考えていたことを話します。それは、
「絶対に3部に落ちたくない」
と言うことです。この気持ちはキックオフから持ち始めていました。去年、2年生でAチームに入り、リーグ戦にも出場したので、レベルの違いはかなり感じていました。しかし、この気持ちに拍車をかけたのは、新歓試合で3部に対する敗戦。去年一回もなかった二桁失点が続くなどの不安要素です。リーグ戦のブロックが決まった時は、どうやったら2部残留ができるかと言う観点から見てました。
私はチームを勝たせなければならない幹部でありながら、このような気持ちに至ったのは、良くも悪くも、「まだ」3年生であるからです。今年どのような結果になっても、私には来年があります。来年が集大成です。そのため、常に頭の中には来年どうなってるかを考えてきました。
その一つとして今年行っていた活動が、新歓育成です。私は今年の新歓育成を担当してきました。新歓は、コロナが明けて制限か解除された初めてだったので、試行錯誤しながらでしたが、結果として多くの部員が入ってくれました。育成では、サマー決勝リーグ1勝を目指しましたが、予選で学芸相手に引き分け、FOの差で敗退しました。これまで悔しくて泣いたことない私ですが、1年生の涙を見て初めて泣きそうになりました。ウィンターは必ず目標を成し遂げます。
新歓育成活動についてですが、私は多くの時間を費やしてきました。同時に、HCでありながら毎週のミーティングに参加してくださる五十嵐さん、育成コーチとして部に残ってくれてる気まぐれな貴大さん、現役育成メンバーのみんなにも感謝申し上げます。自分やろうって決めた時はこんな大変だと思わなかったし、他のことに時間を費やすこともできました。だけど、辛いとか辞めたいとか思ったことは一度もないです。それは、来年君たちが戦力となり、リーグ戦で1部昇格するためのピースとなれるからです。そのためには、新人戦で成功体験を積み、上を見続けて欲しいと思ってます。
ここで1年生たちへメッセージです
君たちはここ数年で最強の世代となる素質はあると思います。少なくとも今いる3学年よりは上手くなれます。だけど、サマーに負けました。それは、火がつくのが遅かったからだとと思う。夏前まで自主練もなかったし、上手くなってなかった。だけど、自主練が増え、夏に入ると上手くなりました。だから、今から12月までは火を消さないようにやりきろう。いろいろ言ったりするけど、それはできると思ってるからであって、意地悪ではない(かも)。最強の世代になってください。期待してます。
このままだと1年生の話で終わりそうなので戻ります。要約すると、3年生で来年が勝負だと思っているから、残留を目標にするし、育成活動に重きを置いたと言うことです。
しかし、今はそうではありません。初戦の学習院戦を終え、考えが変わりました。その理由は、少しづつでありながら、チームは間違いなく強くなっているからです。特にオフェンス陣は上手くなってます。その中でも2年生は技術が上がり、4年生は微塵もなかったリーダーシップを取ってくれるようになりました。学習院戦でもこれまで夢にも出てこなかったようなアグレッシブなオフェンスをしてくれて、見てて楽しかったです(あのカスみたいなスカウティングはどうにかしてください)。でも負けた。その理由の90%はディフェンス組織にあります。オフェンスはゲームプラン通りの得点をしてくれた。だけどディフェンスはそうはいかなかった。何度も想定して、何度もスカウティングで確認した形でやられた。
この敗戦は、これまで勝てなかったのはオフェンスのせいとか誰かのせいにしていた自分の甘さを突きつけられた気がします。正直何度もこのプレーがなければとかこうしてれば勝てたとか思ったことはあります。ですが、それは変えられないので、これ以降の試合でなくすことにします。
昇格は難しくなったかもしれないが、このチームで勝ちたい。そう思えるようになりました。今年は異常なほどに部員が退部してしまい、紆余曲折がありました。しかし、わたひろがブログでも書いてくれたように、一人ひとりの存在価値が上がったとも言えます。その中で、4年は場を盛り上げたり先陣を切るタイプではないけど、プレーするのが楽しいです。だからこそ、この人たちと行けるところまで行きたい。
その思いを持って迎えるのが2部最強の明学です。正直どれくらいの戦いができるかわからないけど、全力を尽くして、倒しに行きます。
そしてその後の理科大、埼玉、東洋も倒します。ディフェンスは最小失点で守り切り、オフェンスにつなげます。
4年生は残り少ないラクロス人生を全力で乗り切りましょう。その姿を私たちに見してください。
そして、来年はさらに強くなるので、見といてください。
長く、まとまりのない文章となっていましたが、明後日の明学戦は楽しみです。強い上智を見せつけましょう。
神崎翔大