一部昇格。この目標に一番近いチームだと思って私はこの部に入部しました。
しかしそれはそんなに甘くなかったのが現実でした。
それでも、良くも悪くも周りの友達の多くが体育会だったことから、途中で部活を辞めるという選択肢が自分にはなかった。
だから4年までは、当たり前のように部活を続けてきたのだと思う。
学生最後である今年、友達の試合を見に行く機会が多々あって、
本気で日本一を目指したり、一部のリーグで奮闘していたり…
そんな部活のバカみたいに喧嘩しあって、笑いあって、勝って涙する瞬間や、負けて本気で悔しがる姿を目の当たりにしながら、
自分の部に帰ると
こんな部が勝てるわけがない、
そんな部に所属して、暑い中審判で80分走ったり、重いテーピングを運び続けたり、かつかつの会計に悩み続ける意味はあるのだろうか、
と思ってしまうこともあった。
けど今もこの部でマネージャーをしているのは、
沢山お世話になった大好きな先輩方が作り上げてきたこの部が、
ぶっ飛んでて、面白くて、良い後輩がいっぱいいるこのチームが好きで、
彼らの成長や活躍を見ながら、
どこかで勝てる、一部に行ける、行って欲しいと思っているからのような気がします。
そして、それを思っているのは私だけではないように思います。
試合には多くのOB方々が足を運んで下さっているし、
twitterの試合速報を見て下さっている人がいて、応援のコメントして下さったり、
上智出身でもないのりさんは、千葉の開催ではなくても応援しに来て下さっています。
インスタは450人ぐらいのフォロワーがいて、
みんなの友達や家族、彼女が試合のマイストーリーを最後まで見ていたり、投稿にファボしてくれていたりします。
留学生のウィルもよくファボしてくれるし、
合宿所で同宿だった高校の先生も毎試合、激励のメッセージを送って下さいます。
一部のチームに比べたら決して強くもないし、日本一には程遠いチームだけど、
こんなにも多くの人々に愛されるチームであることを
これまで務めてきたSNS係を通じて、少し誇りに思っています。
そして選手に一番近い存在である一マネージャーとして
最後まで部員の勇姿を伝えることで、より多くの人に愛されるチーム作りの力になれたらと思います。
けど愛されるチームになるだけではなく、もちろん勝ちにこだわって一部昇格を果たして下さい。
引退しても試合を見に行きたいなと思っていますし、
いつか一部に行く瞬間を見れたらいいなと思います。
そのための一歩として、今私達の代ができることは
2部に残留することでしょう。
だからこそ絶対に勝とう、
学習院戦。
大河内 和佳子