平素より多大なるご支援、ご声援頂き、誠にありがとうございます。
今年度MGリーダーを務めさせて頂きます、佐藤愛海と申します。
今回はMG組織の目指すべき姿についてお話しさせて頂きます。拙い文章ですが、最後まで読んで頂けたら幸いです。
今シーズンの目標は「当たり前の基準が高い組織」を作ることです。そして、この目標を達成するにあたり3つの小さな目標も立てました。それが「ラクロスを知る楽しむ、先読み行動をする、強みを持つ」というものです。
この小さな目標を通して、最終的に今シーズンの目標を達成していきたいと考えています。
この目標を設定した背景には上智の強みであるMGの人数の多さが裏目に出てしまったことがあります。
強みとは人数が多いからこそお互いに仕事を分担でき、すぐに周囲が助けてくれる環境があるということです。しかし、この良さは各々がマルチタスクで仕事をする能力は奪ってしまっていると年々感じていました。
それではどうしたらこの課題(マルチタスクで仕事が出来ない)を解消出来るのでしょうか?
思い付いた解消方法は色々あります。
1日にグラウンドに行かせるMGの人数を減らす、1人1人に裁量権を持って動いてもらうなど。
しかし、私はこれでは根本的な解決にはならないと思っています。
そもそも上智のMGは私を含めてラクロスを本当に理解している人が少ないからです。
だからこそ、まずはメニューを円滑に回して練習環境を整えるというMGの基本的な業務をこなせるようにするためには「ラクロスを知る」ことが大事だと思います。
どうしてこのメニューのポイントはここに置くのか
動画の画角はどうしてこの位置から撮影するのか
正直、脳死でやっても覚えればどれも出来ることかもしれませんが、知ってるからこそ次は先読み行動をすることに繋がっていくと思います。
このメニューはボールを沢山使うけど、GBがあるから転ばないように巻きすぎてはいけない
次のメニューはこういう意図があるからここにポイントを置いておいたら邪魔になる
先読み行動が出来たとしても、ひたすら先のメニューの準備までが事前に出来てれば良いわけではないです。先読み行動してたつもりが仇になって邪魔になる時もあります。だからこそ、一つ一つのメニューの目的を理解した結果の行動こそが本当に先読み行動が出来ているということになります。
そのため、「ラクロス知る」「先読み行動をする」という2つを出来るようになった上でマルチタスクで仕事が出来るようになって欲しいと思います。
それではここまで触れてなかった「強みを持つ」という目標は何のために設けたかをお話しさせて頂きます。
これを設けた理由はここまで話してきた目標2つだけではMG業のやりがいを感じにくくなる人がいると思うからです。
MG業は直接チームの勝ちには貢献出来ないし、人によっては自分自身の存在価値に悩まされてしまう人がいると思います。
だからこそ、「これだったら私が自信を持って出来る!」というものを見つけて下さい。もし自分で探せなかったら一緒に探しましょう!
これはMGの仕事で見つけるのも良いですが、チームに関わるものなら何でも良いと思います。
育成に興味があるのなら、チームの中で一番仕事が出来ると言われるような後輩を輩出出来るようにする。
コミュニケーションを取ることが得意なら、外部との関わりを通してチームに還元する。
やり方次第でなんとでも自分の強みは見つけられるし、弱みを強みに変えることは出来ます。そして、強みを持った上でMG業をやることは楽しさも倍増するし、やりがいを感じる瞬間を多くなると思います。
そのため、「チームのために頑張らなきゃ」と意気込むのではなく「自分が成長できる場所、楽しむ場所」というスタンスでMG業に取り組むこともいいかもしれません。
実際に入部したての私は前者の気持ちが大きかったですが、去年くらいからは後者の気持ちで部活に取り組んでいます。前者の時代の私は本当にMGとしての存在価値に悩んでいる時間が多かったです。そのため、私1人いなくても何にも変わらないやと悲観的な考えばかりしていました。しかし、後者の気持ちになってからはMGとして反省する場面も多いですが、今日は出来たと思う瞬間もあって成長できたかも!ってチームのためだけじゃなくて自分の成長を楽しむ場所にもなっていました。
蛇足な文章を続けてしまいましたが、要するに今シーズンの目標を達成するには
「ラクロスもMG業も楽しみながらやる」ことだと思います。
だからこそ、各々が強みを活かして楽しみながらMG業に取り組んだ結果として、当たり前の基準を上げ、チームの勝ちに貢献できる組織にしていしたいです。そして、昨年度果たしきれなかった一部昇格を実現するために各々が出来ることを考え、行動に移していけるような組織をみんなで作っていけるように努力して参ります。