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2022

【引退ブログ #15 DF 長山裕輝】

寛大な心と独特のユーモアの持ち主、ちかこから回ってきました長山です。

何かと縁が深いちかこですが、リーグ戦の時にくれるお菓子のセンスがマジでperfectでした。(なんならミサンガも上手い)

今後、贈り物系の相談はちかこにしようと思います。


まず初めに、平素より上智大学男子ラクロス部を支え、応援してくださった全ての方々に心より感謝申し上げます。

今後とも変わらぬご支援、ご声援の程よろしくお願い致します。




「くじけるということ、心が折れるということは、結局失敗につながるので、克服するためには今まで以上に集中して、1から繰り返し努力するしかない」


思ったよりも短く濃い4年間でしたが尊敬する方のこの言葉とともにあったように感じます。 

 

大学2年の夏、新人戦(極寒の雨の中8時間濡れ続ける)にもまともに出場したことがない状態にも関わらず

チームを背負って戦うと覚悟を決め、多くの人の"おかげ"で大きな成功体験を勝ち取とることのできた3年のリーグ戦。

最終学年は更なる成長とともにチームを1部へ引き上げる選手の一人となり、

香浦(MTGの鬼、中身はとっても良いやつ)を中心にDF同期達と堅固なDFを完成させることに突き進んでいけると考えていました。

 

そして自身の目指す目標へ遅かれ早かれ近づいている感覚とともにリーグ戦により一層意欲と期待を膨らましていました。

 

しかし現実は甘くはないですね。流石長山というべきか、一筋縄ではいかない。

 

7月体調を崩すと、気づけば8月末。リーグ戦初戦を配信を通して見守る自分がいました。

復帰するもリーグ戦期間の1か月強の療養の代償は大きく、チームの主力としての出場を心配する声も少なくなかった。

 

そして東海戦では1秒も出場することなくチームは敗退。

 

多くのことを我慢し4年間をラクロス生活に費やしてきても、ここまで現実は残酷なのか。

療養中やリハビリを通してスタッフやサポート選手たちの想いを今一度強く感じてきたこともあり、悔しいよりとにかく苦しかったです。

 

次負けたら終わる…

今の自分では試合に出れるかどうかもあやしい…

 

そうした不安から焦りが抑えきれなくなる中、変わらずいつもの言葉を思いだしました。

 

最終目標を変えたくないのならば、どんな状況であれ乗り越えるしかないと。

自分ではキャパオーバーになることは分かっているけど、それでもやりきるしかないと。

 

そしてリーグ戦が始まる前から山場としていた農大戦。

チームを背負って戦う自分がいて、結果はなんとか逆転勝ち。

 

勿論、試合の反省を上げたらキリがありません。

それでもスタイリッシュ前歯(前田)が生み出した流れからチーム全員で勝ち切った。

這いつくばっても次に望みをつなげることが出来た。(これはガチ)

 

 

昨シーズンのけいた(俺と良い意味で正反対の男)の言葉で言うなら

「試合に出るということはチーム全員の努力を証明する責任がある」ということ。

 

そして今、

どうしても掴み取りたい自分のゴールがチーム全員の努力の証明に確実につながる。

この上なく恵まれた環境過ごす残りのラクロス生活、めちゃくちゃ楽しいです。

自分自身を死なない程度にもう一段階追い込んでいこうと思います。

 

 


ここまで長く自分語りをしてきて何を伝えたいかというと、

 

「自分への期待は大きく持って、その期待に応えられる人になってほしい」

ということです。

 

よくこういったことは”波乗り“に例えられますが、伝わりやすいので用います。

 

どんな人も常に波に乗り続けれるわけではありません。

波が欲しいときにくるかどうかなんてわからないし、ひたすら凪が続くかもしれない。

先の見えない中でひたすら耐え、もがき続けることは苦しいかもしれないけれど

辛抱強くその時を待たなければ自分の所へ波がやってくるなんて甘い世界ではないと思います。

 

一度でも大きな波に乗れる可能性を自分に見出したのであれば諦めてほしくないし、

自分自身に抱いた期待を裏切らないでほしい。

今は波が来なくても今まで以上に集中して、来るチャンスに備え小さな波から一つずつクリアしていくことが出来るかどうかが、

ビックウェーブを乗りこなし最高の体験をするか、波に飲み込まれて苦しい思いをするかの分かれ目となると考えています。


そして一度波に乗る成功体験を積むと波に乗れてない時間の努力を苦とは感じず、確かな自信と新たな期待に満たされた状態で過ごすことが出来るようになります。

そうした成功体験をラクロスを通して知ってほしいというのが後輩たちへ伝えたい想いです。

 

Aに入ってはいるが惰性になってしまっていたり、Bで燻ってしまっている人たちや入部の際に持っていた想像の自分と現状の差に思い悩んでいる1・2年生たちに特に届いてほしいです。

耐え続け努力し続けた先にチャンスは必ず来ます、そして絶対に掴み取って最高の体験を味わってほしいです。

 

その為にも今シーズンも終盤に差し掛かっていますが、今一度自分が来年以降頑張ろうなんて逃げていないかどうか自身に問い直してみてください。

 

今年がどうだから、来年以降の状況がどうだからなんて環境や外的要因に目を向け、自分への期待に妥協や言い訳をしていませんか。

 

今シーズンの残りの期間、覚悟を決めて今一度集中して、1から繰り返し努力してみてください。

確実に自分自身の変化を感じることが出来ると断言します。

 

また、いわゆるモチベーションの上下が障害になるという人がいます。

自分はこういう部分でチベーションの上下があまり関係無くなりました、一番大きな理由としては明確な目標に覚悟を決めて腹を据えることが出来ていたからだと考えています。(本当にラクロスだけそう)

 同じく4年間続けてきた同期の昨シーズンのブログを読むと、選手スタッフ関わらず掲げた目標を有言実行していることからも目標達成に集中することの重要性を再認識させられます。

 

掴み取りたい目標を立てれば生活が変わります。

毎日の充実度が変わります。

ラクロスが楽しくなります。

自分が、仲間が、チームが好きになります。

 

ラクロスを楽しんだ先に何が待っているか、それを後輩に結果で見せようと思います。

 

まずは今シーズン、一部昇格を成し遂げる。

 ALLOUT。


そして、来シーズン以降しっかりとOB面して更に最高の環境で輝く後輩の姿を見に行けることを期待しています。

 



 長々と書いてしまいすみません。感謝パートです。

該当箇所読んでくれたら嬉しいです。


同期へ

4年間本当にありがとう。

超常識人が一つのキャラになるほど個性的なメンバーに囲まれ、過ごしたラクロス生活が終わると考えると寂しいものです。

アドレナリンがドバドバの勝利の瞬間も、悩み互いに励ましあった暗黒時代も全部含めて楽しく充実した4年間を過ごさせてもらえたのはみんなのおかげです。

 

残りのシーズンを楽しみつつ、全力で一部昇格を掴み取ろう。

 

掴み取った勝利とともに楽しく飲み語らえることが待ち遠しいです。

これからも、年齢・環境・体型が変わっても長く繋がっていきましょう。

 

後輩たちへ

面白い人から超真面目な人まで多種多様な魅力を持っていて、部活内外で元気をもらっていました。

悩むことも多いようで来シーズン以降が心配という声を聞くこともありますが大丈夫です。

勝ちたいという気持ちは同じはずなので互いに考えている道筋を理解・尊重し合い、ともに乗り越えてラクロスを存分に楽しんでください。

 

DF陣へ

同期DFたちは4年間本当にお疲れ様でした。

一人もかけることなく走りきれたことが何よりも嬉しいし、誇らしいです。

豆パトレベルの脳みそが理解するまで諦めず何度も教えてくれた香浦、何度も競い支え合ってくれた文優、もう「尊敬です」としか言えないくらいの生還&活躍してくれたJOEと琢朗。

和を重んじ、実際DFこいつらのおかげで成り立ってた説濃厚の貴大とたけき。

みんなありがとう。

 

そして後輩DFたち

必死に喰らいついてきてくれたおかげで今のDFが成り立っています。

来年以降のことを不安に思う姿がよく見られますが、3年生・2年生からDF必要とされる存在に成長できるお前らなら必ず良いDF組織を作り上げられるはずです。頑張れ。

 

最後に両親へ

朝早く家を出て夜遅くまで帰って来なかったり、MTGがあるからとせっかく作ってくれた晩御飯を部屋で食べてばかりで「おいしい、ありがとう」と面を向かって伝えることが出来なかったりとラクロスを理由に多くの苦労を掛けたと思います。

理解と支えに感謝しかないです、ありがとうございます。(試合を見に来てくれた時は本当に嬉しかった。)

 

これからはしっかりと親孝行していくので、期待し過ぎず存分に楽しめるよう変わらず元気でいて下さい。




次はラクロスメンヘラのケイタに回そうと思います。

オモロいという瞬間に必ず彼はいます。まともな写真・動画はほぼありません。

実は彼がリーグ戦で活躍する姿を見届けることが昨シーズンの約束でもあり、一つの目標であったりもします。


熱く面白いラストブログ、期待しています。


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