何言ってるか分からないけど、よく叫び回っているのが印象的なそらから回ってきました。
3年MGの佐藤愛海です。
何を書こうかすごい迷ったのですが、今まで3年間の想いの変化について書きたいと思います。拙い文章&長くなってしまいそうなので、時間があったら読んで頂けると嬉しいです。
コロナ禍でなんとなく大学の友達が欲しくて入部したラクロス部。「一部昇格」という響きに惹かれて、けれどその言葉の重みは今思えば全く理解していませんでした。
とにかくスタッフはプレーヤーのサポートをすればいい、あみがいると安心して練習に没頭出来ると言われるようになりたい。
これが1年の時の私の目標でした。
しかし、いつの間にかその気持ちよりも同期の熱量の差に焦燥感を覚えて自分の居場所を確保するために仕事をするようになっていました。
例えば審判資格。
もちろんとりたい気持ちは強かったです。しかし、落ちたらルールさえまともに分からない使えないスタッフって思われるのが怖くて勉強してた自分がいました。
配信もそうです。新聞学科だからやり方分かるでしょ的なノリで頼まれて、これをやったら自分の居場所になるかなとか思って始めた自分がいました。
そんな風に私のスタッフとしての軸は使えないスタッフと思われたくないから、取り敢えずなんでもやるというスタンスに変わってました。
この「楽しい」より「怖い」と感じるようになった日々のせいで何度だって部活を辞めようと思ったことがあります。精神的にも疲れたし、私なんてプラマイゼロの存在だからやめたっていいやと。
しかしこれはただの見栄と言い訳です。周りの目だけ気にして、本当に部活と向き合ってないから作った逃げ道です。
そんな時に出会ったのが
「マネージャーの仕事を自分のために楽しむ」という言葉です。
もちろんチームのために仕事をすることも大切です。しかし、まずは自分が自分の仕事を好きにならないといつまでも本当にチームに向き合えているとは言えないと思うようになりました。
だから、自分に与えられた役割くらい自信を持って果たすことが出来たと言えるくらいやりきる。そして、このスタッフの仕事を心の底から好きだと思えるように行動しようという軸に変わっていきました。
このような気持ちが生まれた今シーズンは有難いことに沢山の仕事を経験させて頂ける年となりました。
渉外、審判班、主務、配信。
これらは正直どれも自分が好きで始めた仕事ではないです。ちょっとした憧れや好奇心から役割についただけです。
しかし、この想いに変化したことで仕事をする上で+αで考えて行動する癖が付くようになりました。
ただ言われた仕事をこなすだけではなく、どうしたらチームのために繋がるのか。チームのために行動するのは当たり前のことです。しかし、この当たり前が今までの私には出来ていませんでした。やってるつもりなだけで、実際は何も考えられていなかったということです。
だから、仕事をする上でもとにかく相手の気持ちになって考えてみることにしました。そうしてみると、どれも本当に奥が深くていつの間にか+αで自分がチームにできることを考えて実践してみることが楽しくなってきました。
要するに初めてスタッフの仕事をチームのためだけでなく、自分自身でも好きでやれるようになったということです。
これは私の中では大きな進歩であり、まだまだ未熟であるという課題でもあります。
なぜなら、好きになった先にはスタッフとしての実力を伸ばしていく必要があると思うからです。どの仕事も全然ですが、その中でも一番の課題は審判員としての実力です。
審判員として一人立ちをしてから丁度一年が経ちますが、未だにフィールドに立つと頭は真っ白になるし外から見てたら分かる全てのことが分からなくなってしまいます。
目の前で起きていることがファウルなのは絶対的事実なのに試合を止めることを躊躇して流してしまう。
結果、プレーヤーから指摘され自分でも分かっているから言い返す術もない。
いつもこの繰り返しで一向に「ファウルを起因とした失点をなくす」という審判班の目標を実現するための要因にはなれてないとつくづく感じます。
だからこそ、リーグ戦2戦目の東海戦で起きた数々の上智によるファウルは私の審判員としての実力が足りなかったからこそ起きてしまったのだと思います。
そして、いかにファウルを取られることがチームの流れを変えてしまうかを強く感じた試合でした。取られたファウルはどれも普段から起きやすいものなのにそれを未然に防げなかった。
だからこそ、この試合を通して本当に自分の不甲斐なさを感じたし全くチームに貢献出来ていなかったのだと後悔しかありません。
今年の上智は本当に強いです。こんなに強い背景にはプレーヤー達が毎日何時間ものMTGや練習を重ねている努力があるからです。
スタッフ含め、4年生の先輩方の一部昇格にかける想いも今シーズン感じなかったことはありません。
だから、この努力の結晶をイリーガルなプレーで壊すことだけはしたくないです。
正直四年生のプレーヤーの先輩方とはそんなにお話しする機会はなかったですが、私にとっては憧れであり大好きな先輩であることには変わりません。一番お世話になった4年スタッフの先輩方も同じです。
そして、この1年間で多くのことを教えて下さった先輩方でもあります。
全員で1つの目標に向かっていく大変さ
その組織の一員として果たすべき役割
人としてのあり方
あげたらきりがないほど、ラクロス以外のことでも多くのことを姿勢で見せてきて下さいました。
だからこそ、残りのリーグ戦は審判班としてチームの勝因に繋げられるように、色々吸収してチームに還元することが恩返しだと思っています。
そして、これが今の私の想いである「好きの先の実力を高める」ことにも繋がるはずだと考えています。
本当にダラダラと書いてしまったのですが、最後まで読んで下さった方はありがとうございました。
次はラクロス部きっての武士道精神を持つのぞみに回したいと思います!