今年度上智大学男子ラクロス部の主将を務めます、大木陸です。
21シーズンの意気込みというテーマをもらっていますが、時期的にも新1年生も見てくれていると思うので軽く僕の3年間を紹介しようと思います。
2018年4月。初めてのスーツを着て、頑張って作った友人達と一緒に僕がキャンパスをウロウロしていると、男子ラクロス部と名乗る先輩数人に半ば強引にブースへと連行されました。ちょうど歩き回って疲れていたのでいい休憩だと思っていたのですが、友人達は割と興味津々に話を聞いていて体験会にも行きたいとのことだったのでとりあえずでグラウンドに足を運びました。
初めて触る網のついた棒とボール、結局初日はボールを捕ることも投げることもまともに出来ず、横でプレーしている先輩を眺めて「よくこんなことができるなあ、」と思っていたのをよく覚えています。
流れで次の日も体験会に行ってクロスを握ってみるとボールを捕れるようになっています。ほとんど暴投ですがなぜか投げることもできようになっていました。
僕がラクロスというスポーツの楽しさに気付いた瞬間でした。
そこからはやればやるほどどんどん上手くなっていくのが面白くて気付けば友人よりも先に入部を決めていました。
今までずっとスポーツをして生きてきましたが、ここまで練習が楽しいと感じたのは初めての経験です。
その時の気持ちは今も変わりません。
上手い人のプレーや動きを見て練習し、できるようになっていく感覚がラクロス最大の魅力であり、一番やりがいを感じられる瞬間です。
そうしてだんだんと学年が上がるにつれて僕はその感覚をチーム全員で味わえたらどれだけ楽しいだろうかと考えるようになりました。
僕が主将に意識を持ち始めたきっかけです。
上智は僕が入部してからずっと関東リーグの2部に所属しており、1部昇格という目標を常に持ちながらも次のステージへは上がれずにいます。
しかし先輩方が残したものは確実にチームを前進させていて、目標に近づいていると感じます。だからこそ今年、先輩方の残してくれたものを継ぎながら自分たちなりのやり方で次のステージへ這い上がってみせます!
初めてボール捕れたあの瞬間、その時の思いを今シーズンの終わりにチームに関わる全ての人と共有出来たらと思います。
【FORWARD】
4年後に学生日本一をとるまで前進し続けるチームへ