5年MFの新野航ノ介です。
同期の引退ブログを読み、様々な思いを巡らせてから早1年。本当にあっという間のシーズンでした。リーグ戦も終盤となり、引退が近づいているのにも関わらず全くと言っていいほど実感が湧いていないというのが本音です。
この場をお借りして、「5年生」としての個人的なこの1年について少し話させて頂きます。
「5年生」というのは本当に不思議な立ち位置です。学年的に一番上なのに責任ある幹部等の役職もありません。でも昨年も幹部ではなかったのでその方が自分の性に合っていると思っています。
4年生は時に扱いに困ったと思います。ただ僕自身、微妙で自由なポジションであるからこその5年生としての1年を楽しく過ごさせてもらったと正直に感じています。
そもそもなぜ5年目をやることにしたのか。
5年生をやると決意するのに際し、仲間の存在は欠かせません。
互いの留学期間中「一緒に続けよう」と言い合った塩原、続けるか迷っている中意外にも(笑)一番早く5年生やると決めていた健斗、アメリカから帰国してから何度も誘ってくれた現3・4年生には本当に感謝しています。
新チーム始まった時の引退した同期に対する喪失感を思うと、塩原と健斗がいなかったらそもそも続けられていなかったと思いますし、後輩から「一緒にやりましょう!」と誘われるのは本当に嬉しかったです。ありがとう。
そしてもう1つ、僕がもう1年続けると決意したのには「もっと上手くなれるのではないか」と自分自身に期待したからです。昨年、実力不足で自分自身にがっかりすることも多々ありました。しかし、それと同時にもう1年やればもっと上手くなれるのではないかという思いもありました。
ラクロスの素晴らしいところはここにあると思います。大学に入って、ここまで日々成長を実感できるスポーツは他にあるのかと思うくらいです。
始めて4年では上達しきることなんて到底できない、常に新しい技を身に付けることができ、身に付けた達成感を味わっていると海外の動画でもっと上手いダッチやショット・クロス技術を見つけ、また実践してみたいと思わされる…
この繰り返しがこの1年の大きなモチベーションの1つでした。
だからこそ誰もが1年生で抱くであろう達成感・ラクロスを純粋に楽しむということを5年生になっても出来たと感じていますし、自分自身最もラクロスが成長したのはこの最後の1年であると強く思っています。
決して今の自分に満足しているわけではありません。やるべきだったことは一杯ありますしまだやるべきこと・やってみたい技は沢山あります。これはなんかしらの形で来年以降もラクロスに携わることで果たして行きたいと思っています。
とは言うものの、学生スポーツ人生は本当にあと少しです。リーグ戦最終節の学習戦に全力で臨みます。
体育会のラクロス部として試合に勝つ喜びをみんなで味わうことが最大の喜びであり、最大の目標であることは間違いありません。仲間、応援してくれる先輩、同期、そして懸命に声出してくれる後輩達と共に勝利でシーズンを締めたいです。
自分のゴールで引退を決めます。
最後になりますが、OB OG、各代の先輩方、同期には本当にお世話になりました。1年生時には当時の4年生の練習に参加させて頂き、2年時は上級生と共にリーグ戦に出させて頂きました。1つ上の先輩方には言うまでもなく、長い間面倒を見て頂きましたし留学でいなくなって迷惑もかけました。同期に関しては他の代と比べても最も仲が良かった代だと自負できるくらいです。ありがとうございました。
また、両親・マネージャーのサポートには感謝しかありません。本当に献身的に支えてもらいました。本当にありがとうございました。
拙い文章ではありますが、読んで頂きありがとうございました。
MF#11 新野航ノ介