合宿で歯磨き粉を忘れたひろき君から回ってきました1年 住吉功です。
まず初めに、平素より上智大学男子ラクロス部にご支援してくださる皆様に感謝申し上げます。引き続き、変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。
「若者よ、人生の舞台はまだ始まったばかりだ。しかし、この半年間、私は多くの学びと成長を経験した。」
シェイクスピアの戯曲『お気に召すまま』に登場するこの台詞は、私たちのラクロス部での半年間を鮮やかに映し出しています。入部当初、私たちは何も知らない、ただの若者でした。ラクロスの道具を初めて手にしたときのぎこちなさ、パスさえままならないもどかしさ。まるで、舞台に上がったばかりの役者のように、緊張と不安が入り混じっていました。
しかし、毎日の練習は私たちを大きく成長させてくれました。汗と泥にまみれ、転んでも立ち上がり、仲間と声をかけあいながらボールを追いかける日々。技術が向上するにつれて、チームとしての連帯感も深まっていきました。一つのゴールが決まったときの歓声、負けたときの悔しさ。それらすべてが、私たちを強く、そして一つにしてくれたのです。
シェイクスピアは言いました。「我々の疑いは、行動を裏切り、試みることを恐れさせて、我々が得るかもしれない善を失わせる。」(『尺には尺を』より)
この言葉は、私たちの挑戦を後押ししてくれました。困難なプレーに臆することなく、ミスを恐れずに挑戦し続けること。それが、上達への唯一の道だと気づかされたのです。
半年が経ち、私たちはもう舞台に上がったばかりのぎこちない役者ではありません。それぞれの役割を理解し、お互いを信頼し、一つの物語を創り上げるチームとして、成長を遂げました。
この経験は、ラクロスの技術だけにとどまらない、人生の糧となるでしょう。仲間と困難を乗り越えた達成感、目標に向かって努力する大切さ。これらは、今後の人生でどんな舞台に立とうとも、私たちを支え続けてくれるはずです。
半年間のラクロス部生活に感謝を込めて。そして、これからも続く物語を楽しみにしています。
次は、テスト期間中の眼鏡がとても似合っていた、ひなこさんに回します。