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2023

【引退ブログ #13 SSDM 大津康生】

4年DFの大津康生です。





自分は最初、このブログで何を書けばいいかわからなかった。でもひとつ、頭に浮かんだのは“感謝”だった。いつもはあまり言えてないけど、この機会に文章にしてみようと思う。





入部当初はあまり知らなかったのだが、活動を通して多くの方々に支えられて自分たちが活動できていることを感じた。




まず、スタッフの方々にはとても感謝しても仕切れない。スタッフの方々はいつも練習の10分以上前にはグラウンドに到着している。

極稀にショット練や自主練をしにちょっと早く来て自慢げに思っていた自分がとても恥ずかしい。



そして彼女らは荷物を置くベンチからとても遠い倉庫からプレーヤーが練習で使う重い備品を両手いっぱいになりながら持ってきてくれている。



そしてマネージャーはグラウンドにメジャーで長さを測り、ラインカーでリスやハーフを引いてくれたり、クリースを書いてくれている。

他大はプレーヤーがやっているところもある中でいつもやってくれているマネージャーには頭が上がりません。


そのあとはその日のメニューをしっかりと把握してマーカーなどの準備、練習中の笛、セットの時間管理などをしてくれている。

ゴーリーが変わるタイミングだって、4on4+1の回数など時間をしっかりと考えてくれているから円滑に練習ができている。

だからプレーヤーは6on6中にセットして!と言われたらすぐに動き始めるべきだと思う。



ビデオも毎回の練習、試合で必ず撮ってくれている。



暑い日差しの中、モバイルバッテリーを片手に携帯をあつあつにしながらである。

撮ってくれているだけではなくて、その後にしっかりと見やすく、プレイリストを作って動画をアップロードしてくれている。

この動画がないと自分たちの動きを確認したり、試合の反省ができない。

それだけではなくて、試合の前には各選手のクロスチェックを行い、チームが試合でクロスチェックに引っかからないように努力してくれている。




またアナライジングスタッフは試合の動画を見て、試合に役立つような分析をたくさんしてくれている。また、審判も練習試合や試合ではやってくれる。

そのおかげで自分たちは試合ができているということを再認識しないといけない。




また、トレーナーも最初のアップのためのマーカーを置いたり、アップ、ダウンの声かけをしてくれている。


スクイズに入れるためのポカリを作るための大量の水の入ったジャグを毎回運んでくれている。そして、プレーヤーそれぞれのスクイズに毎回補充を欠かさず行ってくれている。


メニュー間にはカゴに入ったスクイズを毎回自分たちの元へ運んできてくれる。

彼女らは一回の練習で何回ライン外から往復でスクイズを運んでいるのかわからない。数えたらものすごい数字になる。


高校時代にはドリンクを持って来てもらうことなんてなかったため、当初はびっくりした。

今では持ってきてもらうことがあたりまえになっていて、そう無意識に思ってしまっていた自分が恥ずかしい。


そして練習後にはジャグを丁寧に石鹸で洗ってくれている。自分たちが綺麗なドリンクを飲めているのは彼女たちのおかげである。



トレーナーはランのための準備などもしている。いつもプレーヤーにやりたくないと文句を言われながらやっているが、彼女たちは心を鬼にし、プレーヤーのためを思い、大声を出し、声を枯らしながら、ランの指示をしてくれている。



もう文句言うのはやめたいのですが、それでもランは嫌いなのでせめて心の中だけにしようと思います。



それにいつも毎回、練習前にはテーピング、練習後にはアイシングと選手たちのケアをしてくれる。


オフの日にはトレーナー講習、マックス測定の時期には授業がないのにわざわざ大学に来て自分たちに付き添ってジムまで来てくれる。


ここに自分が挙げたのは彼女たちが行っている仕事のほんの一部であり、自分が気付けていないことがたくさんあると思う。





いつもありがとうございます。




スタッフの存在はこのチームが活動していく上でとても不可欠な存在である。プレーヤー目線からは、あまり彼女らの貢献を認識しきれていない。


だからプレーヤーたちがマネージャーの方々がここまでチームにしてくれていることにもっと気づいたほうがいいと思し、感謝を表さないといけない。




自分がこのブログで伝えたいのはプレーヤーがスタッフに感謝をした方がいいと言いたいだけではない。もちろん感謝は日頃からした方がいい。



しかし、自分が言いたいことは全てがあたりまえでないということと気付いていないところで自分たちは支えられて生きているということだ。






スタッフの貢献だけではない。平松さんや杉本さん、五十嵐さんや清水さんを始めとするたくさんの大人の方々もチームにものすごく貢献してくれている。いつも本当にありがとうございます。


五十嵐さん、平松さん、杉本さんはチームの戦術、プレーの指導など一緒に考えてくれている。清水さんは自分たちの目線に立って怪我の処置やマッサージでケアなどをしてくれている。





またOBOGの方々の存在も大きい。OBOGの方々の貢献、存在がある上で自分たちの活動が成り立っていることをとても実感した。


最近、OBOG係のプレーヤーが就活のためにOBOG訪問の機会を募った際にはたくさんの方々がメッセージをくださっているのを見て、皆様の温かさを感じた。深く感謝申し上げます。




そして何より、自分の両親にも感謝している。大学になって部活動を始めると伝えたい時にはびっくりしていたけど、今まで応援してきてくれて、支えてきてくれてありがとうございます。


いつも目覚ましのアラームだったり、早朝からバタバタして起こしちゃってごめんなさい。






また、チームを運営している幹部のプレーヤーやスタッフにも感謝したい。幹部のみんなは自分たちが遊んでいたり、バイトをしたりしている時間にチームのためにミーティングをしてチームのことを考えてくれている。


主将はとてつもないプレッシャーを抱えていると思うし、いろいろ頭を悩ませていると思う。また、その相談を聞いて一緒に頭を使っている部員もいると思う。感謝しています。


またいつもグラウンドを取ったりしてくれている主務、副務もありがとう。そのおかげで自分たちが練習する場所が確保できている。雨の使用不可の連絡を朝早くから連絡してくれて助かっている。




それに渉外班も試合を組んでくれてありがとう。





そして同期、後輩のみんなにもいつも感謝している。



今年は部員が少ない中、みんなで練習しているため、一人でも欠けるとチームが成り立たない。一緒に練習してくれてありがとう。ちょっと激しいプレーで痛めつけてたらごめんね。


DFのみんなには特にいつも迷惑をかけっぱなしだ。いつもみんなには怒られてばっかだったけど、このメンツだったから頑張ってこれた。ありがとう。ミーティングがなくなると思うとちょっと寂しいと思ってしまう自分がいる。自分って洗脳されてる?



あといつも俺を足に使ってくるやつ。いつか、良い機会があったらなんか言ってあげるかも。





このチームには多くの人が関わっていて、皆の努力があって成り立っていると強く感じる。





周りを俯瞰的に見れば自ずと周りに支えられている、自分一人では成り立たないということに気付かされる。




その事実に対して何か行動するかはそれぞれ個人次第である。





自分は行動したいと思った。





はやとが前に言ってたように関わっている全ての人々のために自分たちが頑張らないといけない。




自分はそれを聞いて考えた。そして自分なりの答え辿り着いた。





恩返ししなければならない。結果で。





感謝を口で出すだけでは足りない。もちろん口に出して感謝をするのは大前提である。でも自分は結果で喜ばせることが最大の恩返しであり、感謝の形だと思う。



新チーム発足当初、自分たちはただ試合をこなしているだけで、勝利に貪欲になれていなかった。正直あまり雰囲気もよくなかったと思う。


途中でチームの体制が変わり、チームは良い方向に変わった。自分たちでもう一度目標設定をし、チーム全員が同じ方向を見る機会があり、みんなの気が引き締まった。



この機会で自分も自分自身を見直した。過去の自分はいつも何かと人であったり状況のせいにして、現実を向き合うことから避けてきた。




自分は去年、とても悔しい思いをした。去年はボックスに入ることはできなかった。他の部員とAチームの試合を見るのは楽しかったし、いつも先輩方のプレー魅了されていた。だが、そこで心から笑えない自分もいることは確かだった。


先輩方が引退し、自分も次第にプレーできるようになった。自分がスタメンの座を勝ち取ったというより、回ってきただけだった。それでも試合に出て、プレーすることは楽しかった。





でも、全く自分が成長しているという実感はなかった。





チームは試合で勝ちあぐねていたこともあり、自分が成長していないのはチームが弱いから。DF不利のスポーツだからしょうがない。言い訳ばっかを並べて、試合の帰り道には良いプレーだけの話をして笑って帰っていた。




ある時、自分はスタメンから外された。びっくりした。でもそれは当然至極のことであった。成長していない上に、成長意欲のない自分に試合に出る資格はない。




気づくのはすごく遅くなってしまったが、変わらないといけなかった。




以来、自分はできるだけ頭を使ってプレーし、成長することを意識して練習した。それでもハリーにはよく怒られた。でもそのおかげで自分が少しは成長できたと思う。



試合では万事徹底することを頭に入れて臨むようにしている。完璧ではないが、今までよりはマシになったはずである。あたりまえのことをしっかりとやることで初めて、その次に進める。

このチームにおそらく自分だけではなく、他にも変わろうと思った部員もいたと思う。





それでも上智は勝ちきれていない。





過去の戦績を見ても勝てそうな試合はあるが、結局負けてきた。

これはスタッフなど応援してくれている人にとても失礼だ。負けていることじゃない、どうせ勝てない、また負けるよね、の諦めの雰囲気である。

これでは応援してくれている人が楽しくないし、今まで費やしてきた労力や時間を無駄だったと思わせてしまう。



今のリーグ戦には後輩やボックスに入らない部員などが応援してくれているが、もし応援が任意だったら誰も応援してくれないんではないかと思ってしまう。

応援されているという状況はとてもありがたく、これは決してあたりまえではない。




だから自分は今のチームを応援したいと思えるチームにしたい。




去年の上智は強かった。去年引退した先輩たちはとてもたくましく、かっこよかった。1部昇格できるとみんなが信じていた。惜しくも昇格はできなかったが、とても尊敬できる先輩たちだった。応援したいと思えるチームだった。



今シーズンは自分たちが自分たちを信じてない、プレーヤー自信がチームの勝利を諦めていると思う。



しかし、このままでは3部に降格してしまうかもしれない。



先輩たちが残してくれた2部の舞台を死守しなければならない。





だから、自分たちを信じよう。





今までの結果を見れば惜しいところまでは行っている。あとは勝ち切るだけ。ここで成長を見せなければ、以前、ただ試合をこなしていただけの時代と変わらない。


自分は実際このチーム、部活動を通してただ平凡な大学生生活を送っていたら経験できなかった大事なことを学べたから勝敗は関係ないと考える、言い聞かせるのは簡単だ。





でも俺は勝ちたい。






勝ってみんなと喜びたい。





練習試合や合宿で勝った時はやはり楽しかった。サポートや応援してくれているスタッフなども楽しそうだった。



リーグ戦最初の三試合は負けてしまった。自分たちの詰めの甘さが結果に出てしまった。でも、もう終わってしまったことでぐじぐじしていても結果は変わらない。




残りリーグ戦二試合。絶対に勝つ。




まだ遅くない。残り二試合をしっかり勝ち切ってせめてもの恩返しをする。





最後をみんなで笑って迎えたい。






次は今シーズン覚醒中のこうへいニキに回します。




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