リーグ戦に向けて、
2年FOの渡邉です。
まず初めに、平素より格別のご厚誼に預かりますこと、OBOGの皆様並びにご支援頂いてる皆様に御礼申し上げます。
本来であれば、自分が点をとってチームを勝たせるであるとか、リーグ戦に向けて決意を書く場ですが、私はそこまで立派な人間ではないのでチームについて思う事を書かせて頂きます。
失礼は承知ですが温かい目でお読み頂けると幸いです。
テーマ; 帰属意識とボトムアップ
チームの統率を取るにあたって、"怒る"という行為は非常に有効的な手段だと思う。
勿論、ハラスメントの防止やアンガーマネジメントを重要視する昨今の風潮においては、このような行為はチームビルディングの要素として薄れつつあるが、それでも私のような末端の部員にとっては恐ろしいものである。
シーズンが始まった当初の上智ラクロスにおいては、この怒られるという要素は部員の行動を統率するかなり根幹を占めていたように感じる。
自主練のノルマをクリアしなくて怒られる、練習に遅刻して怒られる、プレー中にパスミスやフライミスをして怒られる。
何か悪さをしたら、或いは何かするのに失敗したら怒られる。
これは非常に単純な構造で、例えば犯罪の抑止などには有効であるが、それを基準に部活に取り組んで何か価値はあるのだろうか。
部活とは同じ理念に賛同した者や、その活動に一定の価値を見出した者が集まって主体的に運営するべきである。
部員が恐怖に支配される構造は、この部活の在るべき姿と大きく異なり、そもそも組織として健全とは言えない。
末端の有意義な意見すらも抑圧してしまう。
現在チームの状況は、シーズン初期に比べて大きく変わったように思う。
退部者が複数出て、相対的に一人一人の部活への影響が大きくなった。
大きな声を出さなくても、1人の意見が全体へと通るようになり、計らずともトップダウン型の組織から本来あるべきボトムアップ型の組織への転換期を迎えた。
よって私たち部員は、今まで以上に部活をいかに良くするか、いかに部活に貢献をするのか考える必要がある。
ボトムアップ型の組織では、何も考えず言われた事を実行するだけの部員が居たとしたら、それは0ではなくマイナスの影響だと思う。
部活は誰かに強要されたり、圧力を受けて取り組むものではない。
特に大学では部活に所属しない人は大多数であろうし、辛いなら、辞めたいなら、もっと寝たいなら、もっと遊びたいなら、自由に辞めてしまえば良い。
人数を考えれば、危機と捉えるべきことかも知れないが、これをチームを健全化する好機とできるかは、部員全員が帰属意識を持ち、リーグ戦に向けてチームの為に行動できるかに掛かっているように思う。