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2020

【引退ブログ #23 MF 鈴木諒佑】


新歓ブログではないのですが、なぜラクロス部に入ったのかなどについて振り返りながら書きました。長くなりましたが最後まで読んでもらえると嬉しいです。


僕は中学で部活を始めてからずっと試合が苦手でした。練習はできていても試合では緊張して弱気になり失敗してしまうことが多かったです。その結果大事な大会に出られず、選手の付添いや応援にまわることがほとんどでした。

試合で活躍している選手たちはすごくかっこよかったです。一方で同じような練習をしているのに、出られたとしても中途半端な結果しか出せない自分が情けなくて劣等感も感じていました。


ラクロス部に入った理由としても、体験会が楽しかったからということ以上に、大学から始めるスポーツで頑張れば自分でも試合で活躍できるのではないかという点に魅力を感じました。



でも、この4年間を振り返ってみると「活躍したい」と思いプレーしている自分と、弱気になってプレーしている自分が半分ずつくらいいたように思います。


去年、初めて出させていただいたリーグ戦も気持ちで負けていることが多く、結果も全然残せませんでした。

4戦目の学習院戦、4Qの残り数分で自分が打ったどフリーのショットがサクセされて1点差で負け。

5戦目の青学戦は試合にすらほぼ出られず、チームが失点を重ねていくのをボックスから見ていました。

リーグ戦を通して、活躍している同期と同じフィールドに立っているのに自分との間に壁というか、練習の時以上に大きな実力差を感じることも多々ありました。


競技を変えても自分自身が変わっていなかったことを痛感させられて悔しかったです。


プレー中に自信を持てるようになるにはラクロスに時間をかけることがいちばんだと思い、1年の頃から自主練、特に壁当てはたくさんやってきました。

知らない相手に1on1かけるのも不安だったから少しでも慣れるために他大練に行くようにもしました。

やるべきことを積み重ねていけば結果につながると信じて取り組んできたけど、それでも去年はダメでした。



最近思うのは、自分にいちばん足りなかったのはミスを恐れない積極性だったのではないかということです。

ラクロスを始めた頃はミスするのは当然、それでもミスの中に気づきがあってそれを改善していくことで成長できました。

ただAチームの練習に入れてもらったり、試合に出させてもらえるようになる中で、次第にミスを怖がるようになりアンパイなプレーを選択して選手としてのスケールが小さくなってしまっていたと思います。

これは個人の見解ですが自信がつく段階としては、まずミスすることで自分に足りないものが見えて、それを改善していくことでプレーの引き出しが増える。そしてプレーの引き出しが多いほどプレー中の余裕につながる。余裕のあるプレーがいいプレーを生み、それが積み重なって自信になっていくという感じなのではないかと思います。

ミスしないプレーを選択してきた自分にはこの過程が足りなかったです。


このことに気づいてからは意識して自分の中でミスを悪いことだと思わないようにしました。

いちばん良くないのはミスを引きずってその後も消極的なプレーをしてしまうこと。ミスした事は一度忘れて、帰ってビデオ見て反省すればいい。

正直まだ完全に切り替えることはできないけど、こう思うことで精神的にだいぶ楽になり、次のプレーにより集中できるようになりました。



ここまで反省ばかり書いてきましたが自分にとっての公式戦はこれが最後。千葉大戦も60分を通してずっと強気にプレーすることは正直できてなかったです。

相手もあることなので自分より相手がうまかったら1on1抜けないかもしれないし、ショットもセーブされるかもしれないです。でも、去年みたいに相手にビビって弱気になったりせずに自分のプレーをできるように頑張ります。

他の同期と比べるとできることは少ないかもしれないけど最後まで自分にできることをやります。



最後の方になってしまいましたが、この4年間ラクロス部での活動を通して多くの方々にお世話になってきました。コーチの方々、OB・OGの皆様、先輩、同期、後輩など挙げればキリがありません。


中でも家族の支えがなければここまでやってこられなかったと思います。朝早くからご飯を作ってくれたり、下級生の時に自主練を手伝ってくれたから今の僕があります。最後の1年、直接見てもらえないのは残念だけど最後までやり切ります。


そして同期の存在もとても大きかったです。新歓合宿のときはこのメンバーに馴染んでいけるか不安だったし、個人的にもサマーの前日にアップで怪我した時はさすがにラクロス向いてないのかなと思ったけど、こうやってみんなと4年間続けてこられてよかったです。



最後に後輩たちへ

4年間と考えると長いように感じるけどリーグ戦は年に1回しかないです。その、年に1回のチャンスをどの立ち位置で迎えるかがすごく大事だと個人的には思います。

スタンドで応援するよりはボックスで試合の雰囲気を感じた方が自分が試合に出るイメージを持ちやすいし、ボックスよりも試合に出た方が得るものは大きいです。試合に出るのも長い時間の方がスコアだったり、グラボだったり活躍できる可能性が高まります。

またそれ以上にどの立ち位置かによって練習の時から責任感などが変わってきて、それを下級生の時から体験できればその後の伸び方も変わるはずです。現状より1つ上のステージを常に目指して努力してほしいです。


あとラクロスだけできる人にはなってほしくないです。具体的には、遅刻しないとかアップ・ダウンとか片付けとか、当たり前のことを大事にしてほしいです。そういう部分を適当にやっている人の割合が今年はこの4年間の中でいちばん高かった気がします(ちゃんとやってる人からすれば僕も適当かもしれなませんが)。確証はないけどそこを頑張れない人は試合終盤に対人で粘れなかったり、グラボ寄れなかったりするのではないかと思います。それにラクロスしかできないのはあんまりかっこよくないです。どちらかと言うとダサめです。上智はラクロスのレベルは年々上がってきていると思います。みんなにはラクロスやってる時はもちろん、それ以外でもかっこよくなってほしいです。これからみんなでより良いチームにしていって下さい。

来年以降も応援してます。



追いコンができないかもしれないことに気づいて最後メッセージを書き足したら長くなってしまいました。これで終わりたいと思います。

4年間ありがとうございました。



#23  鈴木諒佑



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