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2022

【引退ブログ #23 MF 藤原颯大】

パスキャの友、エリートしょうごくんから回ってきました。4年MFの藤原です。



まずはじめに、日頃からご支援を頂いているOB・OGの方々、チームに関わってくださる全てのコーチの方々に心より感謝申し上げます。



いよいよ引退ブログを書く時がやってきてしまいました。

書きたいことはいっぱいあるようで、いざ書くとなると何書けばいいかわからず、さんざん悩みましたが、普段自己表現をすることが少ない私の思いを4年間を振り返りながら綴っていこうと思います。

考え方のタイプが違う人からしたらしょうもないこと考えてんなと思われるかも知れませんが、最後まで読んでいただけると幸いです。




1年

大学で部活動をする気なんてさらさらなかったはずなのに新歓で誘われ、なんとなく流れでラクロス部に入りました。


その後最初に迎えたサマーステージではありがたいことに出場の機会をもらい、それまでバスケットボールをしてきた経験も活き、得点を重ねることができました。

チームとしての結果も3位となり、自分にこのスポーツは合っているのでは?と完全に調子に乗って勘違いをしていました。



2年

突如やって来たコロナ時代。

練習できない日が続きましたが、私はそこまでモチベーションは落とすことなく自主練をしていました。好きな時間に好きな量、好きなメニューを1人で壁当てできるという環境が私には合っていたのだと思います。(←こいつチームスポーツ向いてなくね?)


ただそれが良くなかった。その環境で自分を追い込むことが出来なかったのです。

右手のパスが下手なのは分かっていたのに、右手の壁当てをする時間が左手より多かったことはほぼないと思います。

せっかく他の人よりも上手くなるチャンスだったにも関わらず、自分の弱さに向き合うことができませんでした。


そして迎えた練習再開。

一度はAチームに入ったのも束の間。練習し始めてたった1時間でBチームに落とされてしまいました。この記録は上智大学男子ラクロス部の中でも歴代最速記録なのではないでしょうか。(俊平さん、あの頃は不甲斐ないプレーをしてすみませんでした。)


それからというもの6on6をできない日の方が多く、練習試合も全然ない中、モチベーションを維持しようと頑張ってもAチームのメンバーと日に日に差がついていく感覚を拭えずにいました。

特別大会を観客席から眺めている時には悔しいという気持ちよりはただ胸にぽっかりと穴が空いたような気分でした。



3年

4年生が引退し、ついに自分が主力となって試合に出ることができるようになりました。

しかしいざAチームになると自分の力不足を痛感する日々でした。



ここまでブログを読んでくれた方はなんとなく察しているかもしれませんが、私は超がつくほどのネガティブ人間です。

出来ることよりも出来ないことに目を向けてしまい、自分が成長できているのかどうかが分からないままリーグ戦当日。


結果は法政相手に3-7


後1年でこの差を埋めるためには何が必要なのか焦りと不安を抱えたまま4年生へ進みました。



4年

なかなか自信を持てないまま迎えた最高学年。


チームとしてはレベルも上がっていき1部のチーム相手にも勝利を積み重ねていく中、自分はうまくいったり、いかなかったり。


俺が居たことによって勝てた試合はいくつあっただろうか。


俺が活躍できなかったことによって負けた試合はいくつあっただろうか。



リーグ戦が始まってここまで3試合。

正直言っていまだ自分が勝因となれた試合はない。


残りの数試合。


小心者のネガティブ人間であるからこそあえて言います。


「俺がチームを勝たせる。」



このチームに俺がいてもよかったと、


俺がいたからこそこのチームはここまでこれたと、


引退するときに胸を張って言えるように。




大したメッセージ性もないまま長々と書いてしまいましたが、最後に少しだけメッセージと感謝を。



まずは両親へ

大学生にもなってこんなに朝早くからの生活に合わせてもらい、疲れているはずなのにいつもご飯をつくってくれたことには感謝しかありません。この4年間一回も遅刻することなく部活に行くことができたのは間違いなく両親のおかげです。

これからは今まで受けた恩を少しずつ返していこうと思うので待っていてください。



マネージャー、トレーナーへ

これまで支えてくれて本当にありがとう。感謝しています。個人的にはトレーナーにめちゃめちゃお世話になりました。4年間常にどこかを痛めていたのでトレーナーのテーピングがなければここまでラクロスをやってくることができませんでした。

なかなか努力が成果として分かりにくいはずなのにトレーナーはどんどんテーピングが上手くなるし、アナライジングはどんどん精度を増していくし、わざわざスカウティングのために他大学の試合を撮りに行ってくれるし・・・。

これ以外にも目に見えてわかるほど数えきれない努力をしていたことを素直に尊敬します。感謝は結果で示すので、残りあとわずかですが不甲斐ない私を支えてください。



後輩たちへ

なかなか先輩らしいことはしてあげられなかったかなと思います。申し訳ない。

だから最後に私が得た学びを少しだけ伝えます。


「ラクロスを楽しむ。」


これが大事ということは今までも何度か聞いてきたことと思います。

今までは私も「そりゃそうだよな。」と軽く考えていました。しかしこの“ラクロスを楽しむ”ということが実はめちゃめちゃ難しいということに最後の最後になって気づきました。

調子のいい時はもちろんラクロスは楽しいです。しかし多くの人がなかなかうまくいかず辛く苦しい思いをすることがあると思います。

そんな時に何もしなくてはずっと辛く苦しいままです。


考えてほしいのは楽しいから頑張ろうとか、楽しくないから頑張れないとかではなく、「楽しむために何をしよう」です。

その方法は何でもいいです。他の人に相談するでも、ひたすら繰り返し練習するでも、人によっては一度距離を置くのもいいかもしれません。(部活を楽しむコツは市川ブログにも書かれているので是非参考に!)


何をするにしても一度は自分の弱さと向き合わなければいけません。それは簡単にはいかないと思いますが、乗り越えた先にはラクロスでしか味わえない楽しさが待っていると思うのでめげずにやり切って欲しいです。



最後に同期へ

同期に関しては特に多くは語りません。


一緒に一部に行こう。


これだけです。一部に行けば色々迷惑かけてごめんとか、今までありがとうとか色んな感情を全部伝えられると思うからです。


ALL OUT


最高の試合をしよう



次は今までどれほどのピンチを救ったかわからない上智の守護神たけきに回します。


4年 MF 藤原颯大


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