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2024

【24 幹部/リーダー挨拶 DF 鞍掛隼乙】

2023年12月16日。大井ホッケー場サブピッチ。

 

比較的序盤に先制をするも、一進一退の攻防が続く。

 

時計の針が進むにつれて「もしかして」と頭によぎる。

 

負けるわけがない、最後の最後までそう思っていた。

 

気づけば3部降格を意味するホイッスルが吹かれ、グラウンドに突っ伏した。

 

スタンドに挨拶を終えるまで現状を飲み込めなかった。

 

しかし、ロッカールームを後にし、コーチやOBの姿が目に映った瞬間、涙が止まらなかった。

 

「応援してくれる人の想い、積み重ねてきた歴史」全てを踏みにじってしまった。

 

 

1年前、1部昇格を果たすため、チームを変えたいという一心でDFリーダーに立候補した。

そして、これを実現するために1年間走り抜いたつもりだった。

勝負は残酷で、結果は「3部降格」。

 

何度も試合中のプレーがフラッシュバックし、自分の無力さに打ちひしがれた。

 

どんなに悔やんでも結果は変わらない。

 

試合後、あるOBに声をかけられる。本人は覚えてないであろう一言。

「変えられるのは未来だけ、いつまでも過去を見てるのダサいぞ。」

正確には覚えていないが、こんな感じだった気がする。

 

ハッとした。

 

まだ自分には1年あり、チームのために戦う責任がある。

 

もう一度上智ラクロス部を勝たせる覚悟を決めた。

 

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今年度、副将を務めさせていただきます、鞍掛隼乙と申します。

平素より、上智大学男子ラクロス部の関係者の皆様、大変お世話になっております。

 

 

24シーズンをキックオフしてから約1ヶ月が立つ。

昨年以上にMTGを重ね、一から上智ラクロス部を見つめ直した。

来年、再来年以降に上智が強く在るためには何が必要で

どのようなチームで在りたい、在るべきか考えた。

そして、新たにビジョンを制定した。

 

だが、現状はどうか。

 

率直にぬるすぎる。

 

チームで決めた取り組みもまともにできない。

意味のわからない遅刻や欠席。

 

挙げればキリがない。

 

甘ったれんな。

 

 

『全員が勝利を喜び、全員が敗北を悔しがる集団』

 

この先、上智が強く在り続けるために

あえて「全員が敗北を悔しがる」という言葉をビジョンに入れた。

大抵、勝利は全員喜ぶ。

ただ、敗北はどうだろうか。

今の上智の部員は心の底から降格を悔しいと思ったのか。

 

本気で全員がチームの結果に対して、同じ感情を抱いたとき

それが強いチームと言えるのではないだろうか。

 

『全員が勝利を喜び、敗北を悔しがる』には何が必要か、多くの要素がある。

その中で1番大事なもの、根幹にあるもの。

それが「熱量」。

つまり『PASSION』。

 

情熱を表に出すタイプ、内に秘めるタイプ。様々だと思う。

 

ラントレできついけど一歩踏み出せるか。

死ぬ気でGB寄りにいけるか。

あともう1rep挙げるか。

 

日常生活には多くの選択がある、1つ1つの小さな選択で

あえてきつい方を選べるか、勝つための選択をできるか

一瞬一瞬の積み重ねだと思う。

 

昇格を果たすその瞬間まで妥協せずに拘り続ける。

チームとしてこの姿勢を貫くため、自分には背中で魅せる責任がある。

 

最後に全員に伝えたいことがある。

それは、組織は「想い」の集合体であること。

ラストシーズンを迎えた今年、想像以上に関係者がいて応援していただいていることを知った。

チームの中でも一人一人が何かしらの役割を担い、貢献している。同じように目に見えていないところで多くの方が上智の勝利のために、自らの時間を犠牲にしている。

育成のために四ツ谷に引っ越す熱すぎるOBもいる。

 

それぞれ少なからず「想い」を持って入部したと思う。それがラクロス楽しそうという純粋な気持ちから日本代表になりたいという壮大な目標まで幅広くあると思う。

入口はなんだっていい。

ただ、入部を決断し上智ラクロス部の一員になった以上、多くの「想い」を背負っていることを忘れないでほしい。

 

1年間厳しいことの方が多いだろうし、逃げたくなると思う。

それはみんな同じ、きついときこそ仲間を巻き込め。

 

入れ替え戦で勝利を掴むその瞬間まで

共に闘おう。

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