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2023

【引退ブログ #6 G 副将 谷口樹也】

後輩からチャラいと誤解されるインテリ系イケメンしゅうたから引退ブログリレーのタスキがまわってきました。

井出君はいつも冷静でした。自分に悪いところがあれば指摘し、非人道的なことをしてしまった時は注意してくれました。しかもノリが良かった。

同じ夢をみてはしっかり掴み、ユートピアも発見済み。

必ず行こう。




引退ブログ 4年G#6谷口樹也





去年までの自分のブログを読み返しました。

怪我が、けがが、ケガが。

読み返す度、過去の自分にムカつきます。

シーズン終盤は怪我してる仲間を見てもムカつくほど、怪我というものが嫌いになりました。



「上手いゴーリーは怪我をしない。」



一個上の先輩はほとんど怪我をしていなかった印象があります。唯一怪我をしていた時は防具なしの状態でOFのショット練に入り、とてつもなく早いバウンドショットを自身の急所にあてて防ぎ、その結果病院に運ばれて入院していた時くらいでした。それでも1週間後には復帰し、何事もなかったように練習再開しているのです。



「これがレジェンドと言われた漢か、、。」



これは当時の私の気持ちです。

普通引退を考えるレベルの怪我をしたのに復帰後も全くセーブ力が落ちることがなく、むしろどんどん上手くなっていくのです。そんな偉大な先輩の話をこれ以上しても何かを疑われそうなのでここまでにしておいて、引退ブログなので自分の話をしたいと思います。





名乗り遅れました。4年Gの谷口樹也と申します。



はじめに日頃より上智大学男子ラクロス部の活動にご支援・ご声援をいただいております、保護者の皆様、OBOGの皆様、学校関係者の皆様に、この場を借りて感謝申し上げます。今後ともご支援・ご声援の程よろしくお願いいたします。




23シーズン、私含め上智のゴーリーは前述させていただいた偉大な先輩と比べられることが多くありました。その度に後輩ゴーリーはすごく落ち込んでいて、私も言い返せない自分に失望していました。


シーズン中には結果をだして周りを黙らせてやる。


これが心の声です。

しかし私自身も先輩ゴーリーと比べてしまうことがよくあり、シーズン前半は上手くいかなければ周りに心配されるほど病んでいました。シーズン後半はどんな状況下にあってもみんなの前ではポジティブでいることを心掛けていました。シーズンを通しての心の変化については後ほど述べたいと思います。





まずはじめに私が今シーズンしてきたことについて書かせていただきます。私が今シーズン何よりも力をいれたことは柔軟とケア、運動神経をあげるために普段使わない筋肉を使うということでした。




全ては先輩のようにゴーリーセーブでチームを勝利に導ける人になるため。




そのために柔軟やケアは自分だけでなく外部のトレーナーの力をかりたり整体に通う、時折清水さんのジムにも行かせてもらい自分の体と向き合っていました。

ここにはたくさんのお金と時間が必要で今シーズンは羽振りの良かった昨シーズンと比べ珍しく金欠になりコンビニで後輩に会うと逃げてしまう自分がいました。

引退したらちゃんと奢るので声かけてください。


他にも今まで全く触れたことのなかったスポーツに挑戦しました。上智大学には身体知領域を専門とする教授がたくさんいて彼らが開く講義の中には座学、実技と豊富にありました。

私はその多くを受講し先生方と密にコミュニケーションをとり自分の体についての理解を深めました。すると徐々にラクロスをする上でも成果が出てきました。

はじめは体を落とすことができず苦労していた7番、8番、9番(業界用語ですみません。)のセーブも体が動くようになりました。



つまり何を言いたいかというと、何か新しいことに挑戦することは人生を豊かにします。


そして意外とその行動は何か他のことをするときに意味を持たせてくれます。



だからこそ家に帰って寝てしまう少しの時間、外に出て何か新しいことをする時間に変えてみてください。もちろん寝ることも大切ですが、それ以上に得られるものがあると思います。






次に今シーズンを振り返り私なりに反省させていただきます。

1番の反省点はこれです。



・自分にベクトルが向いていたこと。



低学年なら良いでしょう。でも私は最終学年でましてや幹部。自分にベクトルを向けていたことでチームに迷惑をかけてしまうことがありました。



・失点したら過度に落ち込む。



今シーズンの私は失点すると交代させられることがよくありました。それは他大学のチームのスカウティングの中でも調子悪いとすぐに交代されがちと書かれる程多くありました。



1番後ろにいる最高学年が頭下げて落ち込んでて見っともない。



これが、シーズン前半の私に対して周りが思っていたことだったと思います。

そして私のこの行動はチームの雰囲気も悪くしてしまっていたと感じます。


この時の私は結果的にチームよりも自分を優先していたのだと振り返って思います。

落ち込むなら試合中ではなく家に帰ってビデオを見ながら落ち込めばよい、試合中は絶対にポジティブでいなければいけない。


とても情けない。干された時期もありました。試合にでれないと落ち込みボックスで声がでていないと、お前が幹部である必要はないと注意されたこともありました。コーチを前にして本音をなかなか言うことがでぎす、泣きたくないのに涙がでてきてしまったこともありました。


他にも練習がはじまる前の集合でラクロス部を辞めますといった同期、後輩のたくさんの声。幹部としてもっと俺がしっかりしていればという後悔。この1年間忘れられない出来事は多くありました。



同期の1人にこう言われました。



「お前は自分のセーブと高さしか反省していないだろう。その結果が今のお前だ。」



ささりました。

確かに自分のプレーばかり見ていた。Gは独立していますがDF組織の一員で去年のチームでは7人目のディフェンスと言われることもありました。自分は7人目のディフェンスになれていたのか。同期の指摘があってからでは遅いですが今までの自分を変えようと反省の仕方も変わりました。リーグ戦期間からでも遅くない。




今の自分はとてもポジティブです。幸い周りの奴らはとてもポジティブです。最近出会う人もポジティブな人が多い。

見かけによらず完璧主義な自分に対して80点で良いと言ってくれた自己肯定感鬼高い先輩。ひたすら自己肯定感があがるようなリールを送ってくれた人。ご飯食べにいくと「お前はできる。」とひたすら連呼してくる超絶ポジティブな高校の同期。毎朝練習に行く前、家をでるときに「楽しんで」と言ってくれる母親。毎日どんな恐ろしいこと(割愛させていただきます。)があろうと笑顔でいる同期。あなた方に救われました。ありがとう!




ところでここまで文章を読んでくださった方々なら重々承知していることと思いますが、私は文章を書くのがとても苦手です。

部活のグループに送る文章も時折後輩に添削してもらうことがあり、いつも感謝の気持ちでいっぱいでした。ありがとう!そんな私は後輩に支えられてばかりでした。とくにGの後輩たちには本当に助けられたなと思っています。




天才編み職人としての顔も持つ3年生のG君。彼は本当に自由でした。あまりにも自由なので時々ムカついていました。でも心の支えでした。

「ナイスプレーです。俺まじで応援してます。」

という言葉に何度助けられたことか。

また今シーズン、彼の前向きなプレーには良い影響を受けました。それはただ単にパスの技術、セーブ力が向上していて、自分も頑張らなきゃなと思えただけでなく、彼のラクロスへの向き合い方にとくに影響を受けました。彼はラクロスを本気で楽しんでいた。ゴーリーセーブは正直メンタルの良し悪しがかなり影響します。


今のじゅんたは止める。

昨シーズンとは比べものにならない程、セーブフォームから自信に満ち溢れてるのがわかります。来シーズンはどうなるのか本当に楽しみです。もっとラクロスを楽しめ。そしてまた試合動画送ってな。




基本生意気な2年生のG君。彼は俺にないものをたくさん持っています。2年生ながら先輩に対して強く発言できる強さやもっと成長したいという欲深さにはいつも刺激をもらっています。もちろん技術面でもたくさん刺激をもらっていましたが、1番刺激をもらったのは埼玉戦です。リーグ戦本番、やすのセーブで上智ははじめて勝てたと思っています。勝利をありがとう。めちゃめちゃモチベーションがあがったし刺激をもらえた。東洋戦まで残り1回の練習、OF陣には1点も決めさせないように6on6、エキストラの時は二人とも無失点でいこう。

はやく世代ナンバー1になってくれよ。




1年生GのツキシとSS。ツキシは新人戦覚醒してたのをよく覚えています。辛い時はあの時の感覚を思い出して。あのセーブはセンスないとできないから自信持ってこれからもゴーリー楽しんで。あとあの膝当てはセンス良い。ラクロッサーが使いがちなスパッツと相性良いので是非組み合わせてみて。



SSはあの台詞が忘れられません。「ゴーリーやってる時がラクロスやっていてはじめて楽しいと感じた時でした。」なんかこれ言われた時凄い嬉しかった。なぜか分からないけど。多分ゴーリーが天職なのであと3年(それ以上?)ゴーリー生活楽しんで。


これからは二人の活躍する姿を遠目から見守らせていただきます。




他にもラクロス部には面白い後輩がたくさんいました。ナイトプールに行きたいと8ピロで騒いでいた何考えてるのかよく分からない関西人。いつもうるさいけど周りを明るくしてくれる、学校のこととかやたら詳しい、後部座席で必ず寝てる非常識なやつ。よく1on0のショット練した後輩。たつやさんってやたら呼んでくる奴ら。純粋無垢、りんごジュースが大好きな2年生ロング。チーム暁星サッカー部。(もうセイゴしか残ってないけど。辞めんなよ?来年も暁星いれてな?)

君たちなら何か起こしてくれる。今後の上智が楽しみです。




ラクロス部に入部してから月日は流れてあっという間に4年生。残る試合もあと1戦。



今の上智なら勝てる。



鞍掛に神崎、同期DF(播本、大津、山内、名児耶)みたいに頼れる後輩がいるDF



海城laxや本番に強い2年生、そして頼れる同期が点を取ってくれるOF




埼玉戦に勝利し、神風が吹きはじめた上智。




引退したくてしょうがない同期たちはここ1週間アドレナリンがとまっていないでしょう。





最高の状態で最高の試合を。



与えられた役割を全うするだけ。



準備はしてきたから信じて戦うだけ。



後悔のないようにやり切るだけ。



もう反省なんてしなくていい。




最後出しきって笑って終わろう。







最後に感謝の気持ちを伝えてブログを終わろうと思います。




スタッフへ


男子校に12年間通っていた俺にとってスタッフがチームのために動き、支えてくれている状況は当たり前ではなかった。なんで練習中に冷たい水が飲めるのか。なんでスカウティングノートに戦う相手の試合動画がたくさんあるのか。なんで怪我人が少ない状態で毎日練習できているのか。それは全てスタッフがいるからだ。大津のブログを読んで感謝の気持ちが足りていなかったと改めて思いました。


本当にありがとう!

4年間分の感謝を伝えるのには一文じゃ少なすぎるかもだけど、あと少しよろしくお願いします。




同期へ


最高の状態で終わって久しぶりに同期全員集合企画を実現させよう。辛かった時期を乗り越えられたのは皆んなのおかげです。

あんまり長く書いてもらしくないので敢えて同期には少なく。また飲みながら感謝伝えさせて。とりあえず最後の吉田、次の播本のブログが楽しみです。






次は最後に送られてきたLINEの通知は

「永遠の主従関係だぜ」

怖すぎて既読つけられてません、。

ラクロス部のドS王子播本君です。




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