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2023

【引退ブログ #31 DF 山内拓実】

同じ留学したメンバーである、まなかから回ってきました、4年の山内拓実です。



まず初めに、平素より上智大学男子ラクロス部を支え、応援してくださっているコーチ、OBOG、保護者の皆様に心から感謝申し上げます。

今後ともよろしくお願いいたします。



自分はこのようなブログを書いたことがなく、書き始めたらだんだん脱線していく自信しかないので、一つのテーマに沿って話そうと思います。それでも多分脱線しますが、、、





「仲間」



自分がラクロス部のことを考えたときに一番最初に思いついた言葉だ。なぜかというと仲間に助けられてきたからだ。



振り返ると自分にはラクロス部を辞めたいと思う時期が多々あった。

コロナ禍の入部直後、毎朝早く起きて意味があるのか分からないままzoomでオンライン筋トレをしていた時期。

上智のグラウンドが使えず、毎朝金町でゴールが立たない中、同期5、6人だけでひたすら1on1や2on2をしていた時期。

肉離れをして3ヶ月くらいリハビリのために毎朝早く起きて練習に向かい、プレーしている仲間を隅から見ていた時期。

留学が決まってモチベーションがない中、Bチームで練習していた時期。



思い返せばまだあるかもしれないが、1年に1回は深刻に考えた時期もあったと思う。

でもなぜ辞めなかったのか、辞めれなかったのか。それは仲間がいたからだ。



留学から帰ってくる直前も辞めようかと考えたことはあった。留学先のラクロス部でゲストのように扱われ、楽しい思いを最後にラクロスを引退するのも悪くないと思っていた。



でも気づけば上智ラクロス部に戻っていた。考えてみるとそこにも仲間の存在があった。



留学前から1on1をたくさんやっていて、自分が帰ってきてどれだけ圧勝できるか対決したかった、ある同期の存在。


自分が上手くなって帰ってくると思って楽しみにしていますと言ってくれた後輩の存在(期待を裏切っちゃってごめんね)。


出発前、上手くなって楽しんで来いと送り出してくれた先輩の存在。



苦しい時、モチベーションがない時、もう留学先でラクロスを終わらせようと思った時、

それでも上智でラクロスを続けたい、上智ラクロスに帰りたいといつの間にか思わせ、自分を行動をさせてくれていたのはやっぱりチームのみんなだった。




突然だが、自分は同期、後輩関係なくチームのみんなが大好きだ。


だから生まれ変わってもラクロスはやらないと思う。こんなに素敵な同期、先輩・後輩に囲まれた4年間を過ごせると思わないからだ。


みんなのことが大好きだから、試合で自分がディフェンスとしてグラボしてパスをオフェンスの同期に繋いでまたそのパスを違う同期にパスしてショットまで行った時、自分は「大好きな同期と試合しているんだ」と急に感じて、試合中に涙が出そうになったこともある。それくらいラクロス部の仲間が好きだ。



こんなに仲間がいて素晴らしいと思えたことも人生であまりない。なぜここまで思えるのか、自分でもよく分かってないが、1つ言えるのはとても濃い時間を過ごしたからだと思う。週5日間、練習やミーティングで5時間くらい一緒に過ごしてきた、その後にご飯を食べに行ったりした、時には飲んだりもした、もしかしたら家族以上に一緒に過ごしているかもしれない。こんなに長い時間共に過ごしている大学生もほとんどいないだろう。



この4年間を通して自分は、あまりにも仲間の存在が大きく、1人では絶対に生きていけないことが改めて分かった。



仲間がいないと何もできない。



自分のモチベーションの源は仲間だ。辛い時も悲しい時も困難を乗り越えさせて救ってくれたのは仲間だ。


自分では何もできないと思われるかもしれない。けど自分はそれでいいと思っている。この先何百回何千回と新たな仲間とともに過ごし、時には救われていきたい。




最後に、


同期へ



チームのみんなが大好きと言ったが、やっぱり同期のみんなはその中でも特別だと思う。コロナ禍で一緒に入部し、まともな練習ができず、何がなんだか分からないまま、みんなで無我夢中にチームについて行った。正直あんまり恵まれた代ではなかったかもしれないけど、みんなで一緒にラクロスができて本当に楽しかった。部活中でもプライベートでもたくさんの楽しい思い出を作ることができた。引退してからもたくさんの思い出をみんなで作りたい。





後輩のみんなはマネージャーやトレーナーへの感謝の気持ちを忘れないようにしてほしい。「そんなの言われなくても分かってる」、「誰が言ってんだ」と思った人もいると思う。ただアメリカでラクロスを経験して環境の違いに驚かされた、だからこそ誰よりも分かっている。

アメリカのラクロス部にはマネージャーもトレーナーもいなかった(もっと全米レベルのハイレベルな大学はいるが)。だからどんなに良いプレーをしても悪いプレーをしても練習後にビデオを観て振り返ることができなかった。ボールアップも、倉庫までの片付けも、マーカーを置くことも全部自分たちでやっていた。怪我をしてもすぐにトレーナーが駆けつけてくれなかった。水がなくなっても追加する人がいないから他のプレイヤーとシェアしていた。


最初は戸惑うこともあったが、それは自分は上智ラクロスの環境に慣れすぎて、それを当たり前だと思っていたのだと思う。



だからもう一度言うが、みんなには彼らへの感謝の気持ちを忘れないでほしい。今の環境が当たり前だ、やってもらって当然だと思わないで欲しい。



自分は復帰してからなるべく感謝の気持ち伝えるようにしている。スクイズボトルをトレーナーが持ってきてくれた時、自分たちが外したショットなのにマネージャーがグラウンドの隅まで取りに行ってくれた時などなど。毎回毎回は言えていないが、なるべく言葉にして伝えるようにしている。



自分たちが朝からスムーズにラクロスができる環境を作ってくれていることに感謝してプレーしてほしい。彼女らもチームの「仲間」であるから。




次はまたも留学メンバーであり、ボステリ愛犬家のゆりに回します。

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