武闘派ショーディーこうきから回ってきました。
4年 OFMDの上野航平です。
初めに、日頃より上智大学ラクロス部の活動に支援・ご声援を頂いておりますコーチの方々、保護者、OBOGの方々に感謝申し上げます。
今年は、4年間の中で特にOBOGの方々との関わりが多かった年でした。真田堀で一緒にプレーをして下さる方のみならず、試合のライブ配信で応援メッセージを頂いたり、試合に足を運んでもらえる方がいて「自分たちは支えられているのだ」と実感します。
今後ともご声援をよろしくお願い致します。
「もう」と言うべきなのか「やっと」と言うべきなのか気持ちが整理できませんが、僕も引退ブログを書く時期になりました。2年生や3年生だった時は、まだ全然先なのに「4年になったら引退ブログはこれと、これと、これを書こう」と思っていたのに今は不思議と何を書けばいいか考えてしまいます。
自分もそうであったように、このブログを楽しみに読んでくれる人がいると思って書きます。拙い文章ですが、最後まで読んでいただければ幸いです。
1年の7月。初めて体験入部し、同期の練習にまざった時のことは未だに覚えています。パスでペアになってもムスっとした顔の奴。奇妙なダッジをする奴、同期のくせに先輩面をする奴。今思うと変な同期ばかりでしたが、2個上のゴーリーの先輩が気さくに話してくれるなど部の雰囲気に惹かれて入部を決めました。
入部後長すぎるMTGや反省に疲れながらも、1年生の間は、ただがむしゃらに練習していました。
そして、Bチームとして始まった2年生。ここからラクロスに対する僕のモチベーションはだだ下がりします。
当時、まだコロナの影響で真田掘グランドで練習する事は少なかったです。基本的に外部グランドで練習していました。当時の練習環境は最悪だったと今でも感じます。
Bチームはほとんど同期でしたが、zoom授業等で来る人が限られ毎回に練習は10人弱。大会が近くなると1年生とAチームがゴールを使い、Bはゴールなしでパス練とGBの無限ループ。学校が使える時は、Aチームの練習後1年生の66をやって、自分たちはハンドコートで練習した時もありました。
本当に意味がわからなかったです。自分たちが1年生だった時と特に変わらない練習をただ繰り返す事に嫌気がさしていました。自分は「もうなんでもいいや」と考える事を放棄し、ただこなす毎日でした。
3年生でも、その思いは残りAチームの試合をボックスや応援席から眺める日が続きました。なんで点数決めた後、勝利のホイッスルの後なんであんなに喜んでいるんだと冷たい目で見ていました。
そして、迎えた最終学年。4年になってから試合にで始めるようになり、部活に対する姿勢が少しずつ考えが変わってきました。
それは、OFMDとして試合に出て点数を決めるようになってきてからです。ショットを打ち沸くボックスと応援席、なにより決めた後仲間が一緒に喜び集まってくる瞬間には本当に胸が熱くなります。
3年の時、先輩たちが見ていた景色ってこれだったのか。「ラクロスって面白いかも」と遅すぎますが確かな実感を得ました。そこから、一層モチベーションが上がり、ラクロスに自発的に関わる時間が増えました。
PLLや社会人、1部の試合動画のみならず、上智の練習動画で別の人のプレーを切り取り自分と照らし合わせて見たりととにかく吸収しようとしました。そこから、練習してきたことを実践し、成功体験を積み重ねてきたと感じています。
MDとして、OFとして、チームに少しは必要とされ貢献できていると、それくらい成長する事ができたと感じています。
だらだらと書いてしまいましたが、僕がこの4年間で学んだことは大きく2つあります。
一つは、できない事を考えるのではなく、今ある環境で何ができるかを考えるという事
100%の環境でできればそれに越したことはないですが、そんな状況はほとんどないです。
2年生の時、ゴールがない、人がいないと環境の中でも、ショットの一つやダッジ体の使い方など一つのことを磨くことはできたはず。
不平不満を言うだけでなく、今できる事を最大限にやる。これを知っている人、どんな状況でも止まる事なく成長できると思います。
2つ目は、成功体験は人を強くするという事
1回自分の課題を克服し、目標を達成すると自信となんでもポジティブに考えられるようになってきます。プレーに自信がでて、それがよりいいプレーに繋がります。
もし、失敗しても成功への導き方が自分でわかっているためすぐ次の行動に移せるようになると思います。4年になってモチベーションを自ら作りにいけるようになったのもこのおかげです。
もしかしたら、下級生で上手くプレーできなかったり、評価されなかったりして部活をやめたいと思う人がいるかもしれません。
部活がすべてではないです。やめるのも一つ選択肢です。
でも、想像してみてください、4年後最後のリーグ戦自分が上智を背負ってグランドに立っている姿を。ボックス、観客席から応援されている姿を。
今評価されなくても、上手くプレーできなくても今の頑張りが4年後見る景色に繋がるはずです。もう少し頑張ってみようと思えるのではないでしょうか。
自分もラスト2戦ラクロスの面白さをみんなに伝えられるよう頑張ります。
次にみんなへのメッセージを書きます。
同期へ
4年間ありがとう。傷をなめ合ったのか励まし合ったのかわかんないけど、みんながいたからここまでやってこれました。
みんな文句ばっかりだけどなんだかんだいって最後までラクロスをやっているあたりみんな考えている事は同じなんだなって思います。
個性的なメンバーと過ごしたラクロス生活が終わると考えると寂しい感じがします。
毎年色々あったけど、最後は笑って追われるよう全力でやろう。
引退後に掴んだ勝利とともに飲み、語る日が楽しみです。
これから、別々の方向に進んでもたまには会って長くつながっていきましょう。
OFメンバーへ
生意気な後輩ばかりですが、このメンバーでやってきたことは自分の誇りです。
MTGの和気藹々としつつ後輩先輩関係なく戦術について練る時間は強く思い出に残っています。
少ない4年OFを支えてくれて本当に感謝しています。みんな強味を持っていて、来年からは絶対に上智を引っ張っていける上級生になっていると思います。
シーズンが終わったらOFリーダー主催でみんなで打ち上げでもしましょう。個別はメッセージを書きたかったですが長くてかけなかったので、その時にでも聞いてください。
これからの2試合誰かが点を決めたら全力で喜びます。僕が点を決めたら満面の笑みで全力で飛び込んできてください。
両親へ
4年間部活を続けさせてくれてありがとうございます。スポーツと食について調べてくれたりとここまで食べ物の面からサポートがあったのは我が家だけだと思います。あと、家の車も貸してくれてありがとう。エスティマとCX-8にも感謝してます。
他にもいろいろと迷惑かけましたが、部活への理解と支えがあったから4年間続けることができました。
本当にありがとうございます。
1度でいいから試合に来て出てる姿をみてほしかったなと思います。学生生活、もう、少しだけ力を貸してください。
最後に
4年間辛い事の方が多かったですが、入部して本当に良かったと今素直に思えます。
よく部活外の友達から「なんで、部活入ってるの?」と聞かれます。正直1年前までは返答に困っていました。
でも、今でははっきりと答えられます。
残り2試合、泥臭く、全力で挑み勝ちを掴み取りましょう。ただひたすらに。
上野航平。
次に、タコスが主食のなずなに回します。