今シーズン主将を務めさせていただきます、吉田遼と申します。
まず初めに、上智大学男子ラクロス部に関わる全ての皆様、平素より多大なるご支援とご声援をありがとうございます。引き続き今シーズンも上智大学男子ラクロス部へのご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。
以下、乱文が続きますがよければお付き合いください。
「負けた。」
2022年10月22日成蹊大学戦。入れ替え戦への切符を賭けた戦い。
1年間を通して必ず一部に行けると信じ、常にその日を思い描き、努力を重ね続けた。
その結果は敗北。入れ替え戦にすら進めない3位。
全員が勝ちたいと本気で思っていた。
抜かりなくスカウティング、戦術MTGを積み重ね、チーム全体での自主練は今までで最も活発だった。技術も知識も、これまでで一番の状態に持ってきていたはずだった。
しかし、負けてしまった。絶対に勝たないといけない試合で。
技術だけじゃ勝てない、一部って本当に甘くないなって心底痛感した。
そしてこの負けを経て自分の心の中でずっとモヤモヤしていたことが確信に変わった。
上智の勝てない理由
それは、「本音で議論しないこと」だ。
もっと言えば、「ぶつかり合わないこと」だと思う。
それが練習での詰めの甘さや楽しむことを履き違えている元凶だと思っている。結局、成蹊戦で勝てなかったのも、日常の段階からこうした試合の緊張感や熱量を落とし込めなかったからだと思う。
僕が見てきた先輩たち、そして今の我々は、どこか壁を感じながら部員に接していたように見える。
しょうがないところもあるだろう。
人間だし、馬が合わなくて苦手な人がいたり、そもそもあまり自分の感情を出したり、意見が言いたくない人だっているんだと思う。
だけど、本気で議論しようとすると一歩引いた態度をとったり、冷笑したり、グラウンド外でもなんとなくその気まずい関係を持ち込んで、その人の熱意に水をかけてしまうような、そんな雰囲気があることは本当に良くない。その雰囲気一つひとつが一部奪取に繋がる気持ちを、素晴らしい試みを潰している。
本音でぶつかれないって本当に勿体無い。居心地が悪い。
俺らは家族じゃない。目的があって集まっている集団だ。
だったら目的のためならもっと貪欲に、お互いが自分を出していいはず。出さなきゃいけないはず。
本気でぶつかり合ってきて、分かち合ってきたチームの結束力には、例え技術で勝ってたとしても到底勝利には及ばないから。
だからこそ、本気で「熱共」して議論し、ラクロスを楽しまなければいけないんだと思う。
ぶつかったって、それは勝つという目標を達成するための考え方が異なっているだけ。みんな同じ目標の為に真剣に考えてるって証拠。
どんどん提案反論して欲しいし、自分の意見と行動からチームを勝たせていくような、主体性と発信力のある人が集まるチームにしたいと強く思っている。
「MOVE」
全員がこのスローガンの下、一部奪取へ向かっていけば必ず目標は達成できる。
そして後輩たちに一部の舞台を残して引退できるように、全力を尽くす。
一部奪取に相応しいチームになろう。
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ここまでただ、自分の想いを語ってきてしまいましたが、最後に今シーズンの信条として大切にしている言葉を2つ紹介して、このブログを終わらせていただきたいと思います。
どちらも尊敬するコーチ陣から頂いたお言葉です。
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・「想い続ける」
仲間を。
支えてくれる人を。
応援してくれる人を。
そして何よりも
勝利した時を、敗北した時を、3部降格を、2部残留を、
1部奪取を。
想い続ければ、目標が明確になり、
目標が明確になれば、行動が生まれる。
行動すれば、課題が見つかり、
課題を見つけ、克服すれば、
目標とする景色が近づく。
目標とする景色から逆算した今、僕たちは何が出来るのか、常に想い続ける。
・「それで一部に行けるのか?」
判断軸として心に刻む言葉。
こんなにも至極真っ当で当たり前の言葉だが
妥協が生まれそうなとき、決断に迷った時に強く自信と根拠をくれる。
自分とチームを律するために常に意識し続ける言葉。
最後に
主将になると決まった時、俺に務まるのか、やりきれるのか、正直不安しかなかった。
ずば抜けてラクロスは上手くないし、日本代表でもない。あるとすれば勝ちたい気持ちとラクロスが大好きって気持ちだけかもしれない。
だけど、周りには信頼できる同期と、頼り甲斐しかない後輩がいる。
こいつらの努力を水の泡にはさせたくない。
不安なんて抱いてる場合じゃないと分かった。
FOの俺にできること、それは「きっかけ」作り。
フィールド内外で勝利のきっかけを創出すること。
チームの皆んなにこれだけは約束する。
試合中、特に辛くなった時、苦しくなった時は俺を見て欲しい。
絶対にフェイス取って流れ変えるし、
絶対にブレイクでオフェンスにボール繋ぐから。
長くなりましたが本当の最後に、
今シーズンが終わった時に、悔いのない最高の形で終わらせてみせる。
今シーズンは去年にも増して最高のコーチ陣に支えられてる。
TRIBEを筆頭にOBOGの皆様からの支援も増え続けてる。
絶対に言い訳は出来ない。
負けていい試合なんてないし、この組織にいる以上絶対に最後まで勝ちにこだわってほしい。
勝つ為に出来ることを、お互いにリスペクトを持って求め合え。
そして勝とう。今年は絶対に達成しよう。
「一部奪取」
MOVE
後悔のない、最高の結果を勝ち取る。
23シーズン主将 吉田遼