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2020

【引退ブログ #3 MF 主将 天野俊平】

信頼する副将友成から回ってきました、20シーズン主将の天野俊平と申します。



まず初めに、保護者、OB・OG、関係者の皆様、日頃より多大なるご支援ご声援有難う御座います。

そしてこのような環境の中、特別大会開催のために尽力してくださった協会の皆様、本当に感謝しています。有難う御座います。



遂に引退ブログを書く時が来ました。

書きたいことが有りすぎて、何を書けば良いか悩みましたが、2つの視点から書きたいと思います。

長くなると思いますが、読んで頂けたら幸いです。

※ここからしゃべり口調になります。



1. 1人のプレイヤーとして


4年間を振り返って、何が自分を成長させたか考えてみると悔しい経験だと思う。



ウィンターでは半年間の怪我によりコーチボックスで同期の活躍を眺め、18シーズンのリーグ戦では同期が点を取る中で自分はアシストも得点も出来なかった。


まじで悔しかったし、絶対上手くなってやると思った。


17,18シーズンを振り返ると無難なプレーしかせず、特徴のない選手だった。


だから圧倒的な武器を手に入れようと思った。


視野の取り方やパスキャッチ、ゲームを読む力は自信があったので重点的に伸ばし、圧倒的になろうと思った。


NCAAや1部の試合を見て、ゲームの流れや展開を読む練習


インスタに上がっているパス動作の静止画などを参考に今までのパスフォームを全て変え、ボックスビシパやキャッチからパスまでの速さを練習や壁当てで意識した


キャッチは多少パスが悪くても自分がクロスを伸ばして届く範囲をキャッチ出来なかったら自分のミスとして捉えた


とにかく自分の強みを伸ばした事でプレーに自信が付き、社会人や1部レベルでも通用する武器となった。


ここで大事なのが上智の中で通用するのではなく、トップレベル(1部や社会人レベル)で通用する武器である。最終的に戦うのは上智内ではないから。


何が言いたいのかっていうと今悔しい思いをしてる人はそれをプラスに捉えてほしい。伸びしろがあるって事だし、成長できるってことだから。



でも悔しいからって闇雲に練習するのではなく、死ぬほど頭使って、考えて練習してほしい。



もし、プレーで悩んでたり、聞きたいことがあればいつでも練習に行くので聞いてください。

(パスの事や視野取りは教えられると思います。

あと香浦くんは1on1して欲しかったらいつでも言ってください、ボコボコにします)



2. 主将として


19シーズンを振り返るとリーグ戦序盤はチームの調子が良く、このチームなら絶対1部に行けると思った。


でも、現実はそんなに甘くなく、学習院に1点差で負け、上入れ替えはなくなった。


最終戦を残し、2部残留という結果となった。


ラクロス部に入った時に必ず日本一になりたいと思っていたので、最終学年を1部の舞台で戦えないのはめちゃくちゃ悔しかった。


新チームが始まり、主将として上智には何が足りないのかめちゃくちゃ考えた。


出た答えは「当事者意識」である。


チームの勝ち負けに俺・私は関係ないと思っている部員が多いと感じた。



心の片隅で

俺はBだから

俺は1年だから

私はスタッフだから

俺・私一人寝坊してもいいっしょ

俺・私一人練習行かなくてもいいっしょ

と思っていた部員が多いのでは?



このマインドを変える為に、例年幹部や最上級生で目標やスローガンを決めていたが、20シーズンはチーム全員で目標やビジョンを考える事にした。(石渡さんには本当にお世話になり、ビジョン・チーム作りを手伝って頂き、有難う御座いました。)


これを機にチームを全員で作り上げていく感覚や役割関係なく部員一人一人がどう勝因になれるかを考えてほしかった。


みんなの意見を聞く中で、こいつ意外と内に秘めてるタイプなんだとか、こいつこんな不満持ってたのかと刺激的な意見が多かった。


でも全員が一致していた意見はラクロスを楽しみたい、ラクロスを通して成長したいという気持ちだった。


このミーティングを通して、主将としての覚悟は決まった。


それは俺らの代では日本一になる事が出来ないけど必ず今年1部昇格して、現3.2.1年の代で日本一を取れるチームにしたいと思った。


しかし、新型コロナウイルスによりチーム活動が思うように出来ず、リーグ戦開催も危ぶまれた。



そんな中でも多くの部員がチームを引っ張り、盛り上げてくれた。特に新歓係、スタッフ組織、アナライジング係。本当に助かったし、ありがとう。


新歓係は例年と違う中、色々な事にチャレンジして新入生を勧誘してくれた。


トレーナーは講習に足を運び、知識を蓄えチーム内に発信してくれたし、自粛期間に体力が落ちない様にトレーニングメニューを考えてくれた。


マネージャーはルールを覚えられる様に審判問題を作ってくれたり、コミュニケーションを増やす為にレクを考えてくれた。


新たに出来たアナライジング係は上智の試合やNCAAの試合を分析してくれた。


この自分達なりに考えて、チーム内外に発信・行動する事がビジョンの「for others, with others」や行動指針の「public commitment」を表現した行動だと思う。


試合に出ることは勝利への貢献が見やすいだけでそれ以外の所でも必ず勝因になれる。


今年はスタッフ組織がチームを引っ張ってくれたが、プレイヤーは試合に出て活躍するっていう一番貢献が目に見えて感じやすい部分を担ってるんだからその分死ぬ気で練習して上手くなれ。1秒もサボるな。



最後になるが、

今年入れ替え戦はなく、千葉大に負けたのであと1試合しかない。



1部に昇格することはできないけど苦労した年だったからこそ残せるものは必ずある。



チーム全員で必ず青学戦勝とう。



そして、感謝の気持ちを持って、楽しもう!



男子ラクロス部主将 天野俊平



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