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2019

【四年生引退ブログ OFリーダー 高山俊弘】

「自分の存在意義」


チームの中で自分自身の存在意義とは何であるのか。



リーグ戦、ある試合の4Q、試合終盤のOTO時である。



「点決めてくださいよ」




後輩から背中を叩かれた。




この言葉がずっと頭から離れない。

でも今の自分を表すかのような言葉であった。





チームを勝たせる、強くする、1部昇格を必ず達成させる、そして個人的にもBest12に選ばれて、チームの支柱としてチーム全員を引っ張ると心して挑んだ最後の一年。主将も立候補したし、そんな志高い気持ちで挑んでいた。





なのに、情けない。






試合で何回もの決定機を逃し、スコアを決めることが出来なかった。あそこで点を決めていれば流れが変わっていた、絶対に勝てた、そんな試合展開であった。




でも結果が全て。俺は点を決める事が出来なかった。





挙句の果てに後輩にこんな言葉を掛けられるなんて。だがそんな言葉を跳ね返すほどの返事ができなかった自分の方がよっぽど情けなかった。





そのあと、自分がボールを持つ事さえ怖くなってしまっていたし、逃げ出したかった。いつも応援してくれるBチームのみんな、そしてボックスで試合に出られずにいるみんなの気持ちを背負って試合に出ているのに、こんな奴が試合に出る必要があるのか。このワンプレーで、チームが勝つか負けるかが決まるこの大切なボールを持つ資格があるのか。







話は少し変わるが、



4戦目の試合前にOBOG、保護者に向けチラシが配布されていたと思う。

そのチラシに、注目選手として自分は紹介されていた。



そこには、

「3年生からスタメンとして出場し、〝チームのエース〟である」と紹介されていた。




チラシにそのような文章が書いてあった事を試合後に思い出した時、メンタルが崩れそうになった。




自分は、1年生からリーグ戦に出ている。3部であったが、自分で打開して点を取った。2年生からはリーグ戦で先輩を押しのけて自分が出場する機会を増やし、入替戦で決勝点も決めた。



それからのキャリア、自分の立ち位置はチームの主軸としてOFを支え、そしてエースとして活躍する選手になる、なれると思っていた。




でも、いざ今年度のリーグ戦を見てみれば、結果はひどいものである。4戦で3得点しか取っていない。ATなのに試合で点を決められない、4年なのに決められない。これまでのキャリアを通して積み重ねた経験がいくらあったとしても本番で点を決められないと意味がない。



それが勝負の世界である。




あの試合の後何回も考えた。




なぜこんなに無力なのか、なぜチームを救って勝利に導けないのか。自分の事で精一杯で後輩を励ませられない、助けられるような存在になれていない。




「後輩が1部で戦っている姿を見たい」




今の俺の夢でもあり、手に届くほどの近い目標でもあると思う。




今の後輩なら絶対1部のレベルでも輝ける。それほど、考える力、発信する力はあるし、それを実際にプレーに還元できるような実力を持っている。




お世辞で言っているのではなく、本気で俺は思っている。




それほど今の後輩の存在は俺にとって大きいし、信頼できる奴らである。その期待通りに試合では活躍してくれて、いくつものチャンスをものにし、チームを救ってくれた。




そんな後輩たちに対して、自分は何も出来ていない。1部で戦うという目標の足を自分が引っ張ってしまっているのではないかと考えてしまった。



さっきからネガティブな事しか言ってないが、本当にこれが今の俺の素直な気持ちである。


メンタル弱々なOFリーダーでごめん。色々と迷惑を掛けてしまったと思う。



頼りなく思われてしまっても仕方がない。



実際、自分が後輩の時は、こんな先輩を見たら、なんだあの人って思ってしまうかもしれない。ミスしても常に前を向いて、チームを鼓舞し続ける先輩を見てきて、憧れて、あんな人になりたいと考えていたから。




その思い描いていた理想像とはかけ離れてしまった。




でもこんな自分を支えてくれたのは同期であると思う。




学生生活で一番長い時間を過ごし、いつもそばにいてくれた同期。みんながいてくれたからこそ、ここまでやって来れたのであると思う。




試合中上手くプレーが出来なくて落ち込んでいる時に気にすんな、お前なら大丈夫って声掛けてくれるやつ(顎)、背は小さいけど、心は大きくて落ち込んでいる時いつも笑わせてくれるやつ、試合前日に熱い言葉を送って俺のモチベーションを上げてくれるやつ、夏合宿の最終日夜中に厳しくも熱い言葉を直接伝えてくれるやつ、チームを一つにまとめ、いつも自分を信用して頼りにしてくれるやつ。何から何まで自分たちプレーヤーを支えてくれるマネージャーたち。そして、2年生の時からの試合中でも一番近い所で声を掛けてくれて、また普段の生活でも傍にいて、自分を励まし、鼓舞してくれるやつ。



全部は言い切れないけど、まだまだたくさん言いたい事はある。また違う機会で伝えます。


とりあえず

この同期だからこそ俺はラクロスを続けて来れたと思う。

本当に心から感謝してます。ありがとう。





では

理想像とはかけ離れてしまっている自分、弱い自分はもうこのチームには必要ないのか。




そんなことはない。





まだ挽回できる試合はある。チームの主軸として、OFを支え、チームのエースとして、そしてチームを勝利に導けることができる。




また、試合中だけの話ではなく、練習中でも常に中心となり最高の準備にするべく、みんなを鼓舞することはできる。




これは、弱い自分を励まし、常に引っ張ってくれた同期、そして後輩のみんな、コーチ陣、OBOGの皆さま、そしていつも応援してくれた両親への恩返しでもあると思う。そのチャンスは残されている。



そんなみんなの期待を裏切らないように、そしてみんなの気持ちを背負ってプレーをする。





そして、

別に自分がスコアを決めなくても、チームが勝てばいいのか。チームが勝つのは当たり前で、一番優先されることであるが、その過程として、他のやつにスコアを決めてもらうとか、他人まかせでいいのか、そんな思いでいいのか。





それも違う。俺が決める。俺が一番活躍する。そして勝利を掴む。


わがままなやつかもしれないが、そこにこだわりたい。


チームのエースとして。



次の試合でみんなに証明する。





「自分の存在意義とはチームの主軸として、エースとしてチームを勝利に導く事」




絶対に勝つ。何が何でも。




自分を信じ、チームを信じて。




前に走り続けるのみ。




VITAL


#1  OF leader  高山俊弘


コメント
名前

内容


水野晨一
2019-12-19 11:51:14

高山君信州から応援していました。びっくりしたよ、お会いしたいです
905131 #34 DF オーカツ
2019-10-14 08:32:40

高山君 ここからの爆発を期待しています!
圧倒して下さい!