「一部昇格」
みんなはこの目標に対してどう取り組んできただろう。
一部はさすがに無理なんじゃないか。
心のどこかでこう思うことがあったのではないでしょうか。
僕はこの1年間主将という立場に立つ中で、上智ラクロスというチームの弱い部分を多く感じた気がします。
このチームには自分で限界を決めてしまう人が多い。
「自分には無理だ」と決めつけて努力する量を制限してしまったり、努力することをやめてしまったり。あるいは最初からチャレンジしなかったり。
自分で限界を決めてはいけない。
目標を立てて、達成できると本気で思い、それに全力で挑む覚悟を持てば必ず達成できると僕は思います。それがどんなに高い目標だとしても、です。
一部昇格という目標を掲げた一年。
練習試合でも結果を残していたが、リーグ戦初戦を落として以降波に乗れずに今は残留争い。
心のどこかに妥協があったと思う。
一人一人が心のどこかでそれぞれの「限界」を決めてしまっていたのだと思う。
目標を見失ってただただ練習を終える達成感を味わうだけの毎日になっていたのではないか。
それに関しては、チームの方向性を明確にできなかった僕自身の力の無さを痛感しています。
目標を明確にすること、そして全員が同じ方向を向いて目標に対して本気で挑むことの大切さ、そして難しさを身に染みて感じました。
しかし今のチームには明確な目標があります。
二部に残留して、来年再び一部昇格に挑戦すること。
当初の目標からすれば残念なものに見えるかもしれない。
でも来年一部に挑戦する上で今年の経験や失敗は間違いなく財産になるし、今この瞬間の経験が、来年の今頃になってから貴重なものになっているはず。
そう考えたとき、今この瞬間、無駄にしてる場合じゃない。
明日の学習院戦。
来年の一部昇格へ向けた第一歩。
ボックスに入るメンバー、スタンドで応援するメンバー、全員が今できる最高のパフォーマンスを出そう。
覚悟を持って本気で挑めば、必ず結果はついてくる。
絶対に残留して、来年一部を本気で目指そう。
全員で上智ラクロスの未来を作ろう。
2018年度主将
青木惠次郎